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薄型テレビとレコーダーが明暗 − JEITA6月の電子機器出荷統計

公開日 2006/07/24 18:14
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昨年7月からの民生用電子機器出荷金額を示したグラフ
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)は、6月の民生用電子機器国内出荷統計を発表した。

ワールドカップ効果も手伝い、薄型テレビは軒並み好調。総出荷額は1,427億円、前年比は114.4%となった。

特にPDPは76,000台を出荷し、前年比210%と11ヶ月連続の2桁増を達成。このうち半数以上が37型以下で、まだまだ小型モデルも元気なことを印象づけた。

液晶テレビは、全体では前年比140.9%だが、16対9のモデルに限定すると出荷台数が360,000台、前年比179.9%と、2倍近い出荷台数を記録している。また、薄型テレビの出荷増に伴い、BS/CSアンテナも前年比142.5%の83,000台を出荷している。

反面、単体DVDレコーダーは前年比77.7%の234,000台、HDD内蔵DVDレコーダーも同77.2%の179,000台と、いずれも前年比で20%以上の出荷減となった。次世代光ディスクレコーダーが徐々に姿を現していることもあり、消費者が買い控えを行っている可能性が高い。

注目したいのは、HiFiアンプが前年比104.2%の22,000台、HiFiスピーカーも同124.6%の23,000台と、いずれも前年を上回っている点。ピュアオーディオ回帰の流れが徐々に浸透していることが裏付けられた。

(Phile-web編集部)

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