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パナソニック、BD-ROM向けH.264エンコーダー&Java対応オーサリングシステムを開発

2006/06/23
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松下電器産業(株)は、BD-ROMの業務用アプリケーションとして、MPEG-4 AVC(H.264)とJavaに対応したオーサリングシステムを開発し、運用を開始したことを発表した。

今回のオーサリングシステムの実現により、MPEG-2の約2倍程度の圧縮効率を持つMPEG-4 AVC映像をBD-ROMに収録できるようになる。MPEG-4 AVCの圧縮は、専用LSIやソフトウェアの並列処理で構成し、高速圧縮を可能にしながら、フレームごとに圧縮パラメーターを変え画質を調整するほか、動きの速い映像など、圧縮が困難とされる映像の画質向上と、全体的な画質の安定化を実現している。

また、Java対応オーサリングシステムとエンコーダーを組み合わせ、フルHD映像の高圧縮とともに、Javaを用いた双方向型メニューが実現されるほか、新たに採用された著作権保護方式への対応、ならびにBD-ROM仕様準拠のタイトル作成が可能になる。

Java対応オーサリングシステムについては、そのプログラミング機能を活かし、ユーザーの操作に応じて、特殊効果付きのポップアップメニューを表示するなど、多種多彩なメニュー表示を可能にするほか、ゲームなどにも応用することができる。

同社では、本オーサリングシステムを用いたビジネスを、7月1日より米国で開始する考えだ。

【問い合わせ先】
松下電器産業(株) コーポレートR&D戦略室
TEL/06-6900-9676

(Phile-web編集部)






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