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活動4年目を迎えたラウンドロビンテスト − 全体会議チェア・石井氏に訊く

公開日 2006/06/23 18:18
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RWプロダクツ プロモーションイニシアティブ(略称:RWPPI)は第29回ラウンドロビンテスト全体会議を23日、パイオニア(株)の目黒本社にて開催した。

パイオニアが主催するラウンドロビンテストは活動4年目を迎える。今回は新しくラウンドロビンテストのヘッドチェア(全体会議チェア)に選任されたパイオニア(株)石井英宏氏に、今期の活動方針に関するお話をうかがった。


新しいRRTヘッドチェアマンに選任されたパイオニア(株)石井氏
パイオニア(株)の技術開発本部 技術戦略部に所属する石井氏は、レコーダー、プラズマテレビ、カーエレクトロニクスをはじめとする同社製品の技術と開発業務に横串を通す役割を担うキーパーソンだ。RWPPIの主催するラウンドロビンテストでは、これまでもレコーダー・ワーキンググループのチェアマンとして活躍してきた石井氏が、今回新たなヘッドチェア(全体会議チェア)に任命されることになった。その役割について石井氏は「大まかには活動方針の舵を取り、4つに別れるワーキンググループの活動の成果をとりまとめながら、一方でラウンドロビンテストの活動を対外的にPRすることであり、この大役を精一杯勤めあげたい」と意気込みを語る。

互換性検証活動は、今期から新しく「Stage-6(6回目の互換性検証活動)」へとステップを進める。活動の最大の目的について石井氏は「可能な限り、新しいフォーマットに素早く対応し、ユーザーに安心して使っていただけるメディアをサポートしていくこと」とする。具体的な検証対象については、8倍速DVD-R DLをはじめとする最新の大容量フォーマットから、現在時流になっているCPRMディスクの再生互換や8cm DVDカムコーダーの検証、最新製品とレガシー製品とを組み合わせた際の互換性などをテーマとして取り組んでいく。

今後はヘッドチェアとして「次世代メディアの話題がスポットを浴びる一方、DVDの記録関連製品が全世界で大幅に成長しているのが昨今の実情だ。RWPPIとして、ユーザーに起こりうる問題点を可能な限り少なくしていくための互換性検証活動を、確実に推し進めていきたい」と抱負を語る。

なお今回の全体会議では、RWPPI全体の第7期の活動プランが紹介されるとともに、各ワーキンググループのチェアメンバーも改選された。新たにワーキンググループのチェアマン、コ・チェアマンに選ばれた方々は以下の通り。


日本ビクター(株)藤木氏

ソニー(株)大和田氏
■フィジカル・フォーマットWG
・チェアマン:藤木邦晴氏 日本ビクター(株)
・コ・チェアマン:大和田克也氏 ソニー(株)


ティアック(株)篠原氏

パイオニア(株)丸山氏
■ロジカルフォーマット(ライター)WG
・チェアマン:篠原朗氏 ティアック(株)
・コ・チェアマン:丸山敏彦氏 パイオニア(株)


パイオニア(株)川原氏

ソニー(株)元吉氏
■ロジカルフォーマット(レコーダー)WG
・チェアマン:川原康成氏 パイオニア(株)
・コ・チェアマン:元吉昇氏 ソニー(株)


ソニー(株)三辻氏

(株)ケンウッド 篠木氏
■プレイバックコンパチビリティWG
・チェアマン:三辻善作氏 ソニー(株)
・コ・チェアマン:篠木祐太氏 (株)ケンウッド


(Phile-web編集部)

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