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IPSアルファ、テレビ用大型IPS液晶パネルの供給体制を強化

2006/05/31
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(株)IPSアルファテクノロジは、千葉県茂原市の同社工場などに、このたび新たに約800億円を追加投資し、テレビ用大型IPS液晶パネルである「IPSαパネル」の供給体制を強化、世界的な薄型デジタルテレビ需要の拡大に備える。

今回の追加投資により、同社の生産能力は32型換算で、従来計画の年間約250万台から、2007年度下期には約500万台まで拡大が見込まれる。

同社では2007年度下期を目標に、現行計画の2倍となる年間約500万台体制を構築し、高画質のIPSαパネルに対する顧客ニーズに応えていく。当初、2007年4月に計画されていた生産能力の増強も前倒され、2007年1月に32型換算で年間約250万台体制となる計画だ。

また、今回の生産能力増強策の一環には、拡大する欧州の薄型テレビ市場に対応するため、チェコ共和国におけるテレビ用TFT液晶モジュールの新工場建設も計画されているという。新工場では2007年度下期から生産が開始される予定だ。本件の投資額は、今回の総額約800億円のうちから約120億円が見込まれている。

<編集部の視点>
大画面液晶テレビの需要はいま世界規模で拡大をつづけているが、中でも昨今は欧州での成長が特に著しいようだ。地上デジタル放送の普及が拡大する欧州国内において、これからはテレビをめぐる新しい商品やサービスにさらなる関心が集まるだろう。

(Phile-web編集部)

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