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TDKが記録メディア事業の構造改革を加速:BDをはじめ高付加価値製品に注力

2006/03/08
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TDK(株)は3月8日開催の取締役会において、記録メディア事業の構造改革を進めるため、記録型CD・DVD製品の生産からの撤退を決議したと発表した。

今回の決議により、2006年5月末をめどに同社の連結子会社であるTDK Recording Media Europe S.Aにおける製造部門の閉鎖も決定された。これにより、昨年末に実施された千曲川地区工場(長野県佐久市)での再編とあわせ、記録型CD・DVD製品製造からの撤退が完了することになる。

同社は今期、記録メディア事業の大幅な構造改革を進めてきた。記録型CD・DVD製品の市場価格の急激な下落による収益悪化を受け、同製品の製造事業の再生を様々な観点から検討してきたが、記録メディア事業全体の構造改革をさらに加速させるため、記録型CD・DVD製品の生産から撤退する判断に至ったという。

今後、汎用タイプの記録型CD・DVD供給に関しては、従来から進めてきた社外への製造委託へ完全に移行される。次世代光記録メディアとして期待の大きいブルーレーザーディスクの研究開発と、一部高付加価値製品の製造については、長野県の千曲川テクノ工場の小規模開発・量産ラインにおいて継続される。また、もう1つのコア事業であるデータストレージテープ事業については強化する方向性が示されている。

【問い合わせ先】
TDK(株)
TEL/03-5201-7102

(Phile-web編集部)

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