HOME > ニュース > 佐藤和俊の「グラミー賞2006」視聴レポート

佐藤和俊の「グラミー賞2006」視聴レポート

2006/02/09
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

2月9日11時半頃のWOWOW中継の様子(WOWOWへの加入はTEL/0120-580807)

CBSサイトでダイジェストクリップを再生しているところ
第48回 グラミーアワードがLAステープルズセンターで開かれた。全米ではCBSで中継されているが、CBS-HDTVでの視聴者も増えている昨今、ピュアHDTVの音楽番組としては我が国の紅白のようなものである。

日本ではWOWOWがやはりフルHD/5.1サラウンド翻訳つきで放送しているわけで、ショー開始前のリハーサル取材や現地プースを出してのアーティストインタビューなど、全力での中継体制に敬意を表したい。

筆者は昼すぎまで視聴したが、画質も音質も米国からのイベント生中継モノとしては最高品位である。今、19年ぶりのスライ&ザファミリーストーンをバックバンドにしてレジェンドら各グラミー賞受賞者らがメドレーで同バンドトリビュート演奏に入ったところだ。

米国では西海岸時間で夜9時からの中継だが、ショーが始まってしばらくしてマドンナが出てきてビックリ。現在はスティーブン・タイラーが歌っている。グラミーでは舞台が大きく三つあるそうだが、こういったうんちくも含め、今夜10時から再放送もあるのでご覧いただきたい。

下記URLのWOWOWグラミーブログによると、今夜はとりあえずステレオ音声だそうだが、今度の日曜日、12日午後4時半から字幕つきHDTV 5.1サラウンドで完全パッケージっぽく再放送する予定もある。

おそらく今日のサウンドをチューニングし、各場面も最適に編集して放送されるだろう。音楽好きでWOWOWに加入していない方は、すぐ電話してWOWOWに登録してもらえば、ポールMやマライアキャリーなんかの迫力あるライブが観られるのです。

クリスタルケイは初めてスライを観て「頑張れおじいちゃん!」とコメント。若い洋楽ファンにもぜひ観てほしい番組だ。ストリーミングならCBSサイトやヤフーミュージック等でも解説番組があるので、そちらも要チェック。放送と通信の融合はデジタルテレビとPCがあれば既に完成しているわけだ。最優秀賞は誰に輝くのか大注目である。おーっと、ラップのイエスタデーに大御所も白いスーツ。これでは会議に行かれなくなる筆者である!

(放送アナリスト・佐藤和俊)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE