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<会田肇のCES 2006 レポート>USB経由で音楽を楽しむカーオーディオが続々と登場

公開日 2006/01/11 14:36
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昨年はiPodコントロールができるカーオーディオが話題を呼んだが、今年のCESではそれも一段落し、代わりに大きな注目を浴びたのが“マスストレージクラスUSB”に対応したカーオーディオである。


ケンウッドの2DIN型CD/MP3/WMA/AACレシーバー・DPX701。USB端子は本体正面右下に用意。大きめのダイヤル式インターフェイスを搭載し、ナイトドライブに効果的なフレキシガラス採用のフロ

クラリオンのCD/MPS/WMAレシーバー・DB365USB。USB端子はフロントパネルの右側にある。トータル200Wのパワー出力を備え、コントラストの高い液晶パネルも用意する


USB用コネクタを外部に用意したアルパインのDVDレシーバー・DVA-9861。DVDオーディオ再生も可能で、iPodのダイレクトコントロールにも対応している

JVCのCD/MPS/WMA/SDレシーバー・KD-SH1000。USD端子を備えただけでなく、SDメモリーカード用スロットを用意し、ここでのMP3/WMA再生も行える
この“マスストレージクラスUSB”とはパソコンのUSBインターフェイスに接続して記憶媒体として使えるものを総称して呼んでいるもので、Windows XPやWindows 2000、Windows MeなどのOSを搭載しているパソコンでは、OS側が対応ドライバを標準で持っているため、ドライバをあらためてインストールする必要はない。そのため、ほとんどの場合、パソコンに接続するだけで中に入っているファイルを読み込んだり、機器にファイルを書き込んだりできるのだ。

これまでMP3やWMAといったパソコンにエンコードしてため込んだ音楽ファイルはCD-Rなどに焼くなどの手間がかかっていたが、この対応によって、たとえば価格が急速に安くなって、書き換えも可能なUSBフラッシュメモリなどにその音楽ファイルを移しておけば簡単に音楽が楽しめるようになるというわけである。

最近のカーオーディオはiPodへの対応ばかりが取り沙汰されていたが、普段iPodを使わないユーザーにとってはより汎用性の高い、手軽な対応が求められていた。このマスストレージ対応USBのカーオーディオへの搭載は、そうしたユーザーにとって大きなメリットをもたらすことになりそうである。

(会田肇)

[ces2006]

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