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2006年年頭アンケート<メディア編>「三菱化学メディア」

公開日 2006/01/05 00:21
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(株)三菱化学メディア ブランド営業本部 営業部長 垣野元宏氏
片面2層DVDディスクを中核に品揃えとメリットの訴求にも注力

Q1:メディアを取り巻く環境は、激しく変化しています。2006年の記録メディアのビジネスを
どのように展望されますか。

市場の主力メディアは、DVD、HDD、半導体メモリ等、PC由来の製品に急速に切り替わりつつある。これらはこれまでの製品群に比べ高い汎用性を備えるため、普及の拡大は単なる客層の拡大、趣味嗜好の多様化に留まらず、その用途、使用パターン、応用性においても新たな展開を見せ続ける可能性を持っている。

2006年は、特に初期の急激な普及期から成熟期に向かうDVDにそれが顕著に現れると考えられる。さらに、放送、TV機器など周辺環境の大きな変化も影響し、お客様のニーズはさらに多様化、細分化していくものと思われる。ディスクの基本的な品質をさらに向上させながらも、こうした多様化するニーズに素早く的確に応え、さらに新たな魅力ある提案をし続けることが光ディスクメーカーの責務であると考えている。

Q2:2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

2006年は次世代ブルーレーザー系光ディスクが続々と登場する。弊社は有機色素系ライトワンス型ディスクを中心に、すべてのフォーマット製品を順次発売していくべく順調に開発を進めているが、市場の中心はまだDVDディスクと予想される。なかでもデジタルハイビジョン放送、大画面TVの普及等を背景に「高画質・長時間」への要望が高まる中、それに応える片面2層DVDディスクが本格的な普及期を迎えると考えている。弊社はこれを中核に据え、バリエーションの拡充とともにそのメリット訴求にも力を入れていく。

また、デザイン重視の「Cine-R」シリーズ、レーベル創りの自由度を高めた「美画創」シリーズなどの既存製品に加え、さらにニーズを絞り込んだユーザーベネフィットの明確な各種製品群の発売も予定している。

(Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより)

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