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2006年年頭アンケート「日立製作所」

2006/01/03
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(株)日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ コンシューマ営業本部 AV営業部部長 須藤利昭氏
Wooo商品群の便利さをお客様へ積極的に提案

Q1:業界を取り巻く環境は日々、激しく変化しています。ユーザーの消費行動やライフスタイルは、どのように変化していくとお考えですか。

2005年のAV機器はデジタル化の進行により低価格化の加速と多機能化・ハイクオリティー化が進んだ。また「自分にこだわる消費者」の増加は、売れ筋商品の低価格モデルと高付加価値モデルの2極化を呼び、この傾向はさらに加速されると想像する。こういった消費者はただ単に低価格なものを求めるのではなく、自分のライフスタイルにあわせ商品を選択する。AV商品のキーワードは、「地上デジタルハイビジョン」と「自分にとっての便利さ」である。自分の尺度にあった価格の商品を購入するので、拡販には利用価値の提案が必須で、色々なメディアを通じて商品の持つ利用価値とその便利さを訴えていきたいと考えている。

一方、高機能・多機能化により、その機能を充分に使いこなすことが難しく感じるお客様も増え、メーカーによるサポートに対するニーズも大幅に増大する。同時に、簡単操作で複雑な機能を使いこなせるユーザインターフェースの開発や、機能を限定したシンプルなモデルに対する要求が増えるものと思われる。

Q2:2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

日立は「Wooo」ブランドで高画質映像機器を提供すると共に、黒木瞳さんをブランドキャラクターに起用し、ブランドイメージの向上を図ってきた。薄型テレビでは、自社開発の高画質パネルを採用し好評を得た。特にHDDを搭載したHRタイプはその便利さが高く評価され、今後も日立薄型テレビの大きな特長として高い利用価値を強力に訴求していく。

DVDレコーダ分野では早くから地デジ対応モデルに特化してきたが、9月より世界で初めてハイビジョンをダブルで同時録画できるモデルを4機種発売し160GBから世界最大容量の1TBのHDD搭載モデルまでをラインアップした。年末での地デジ対応モデルの構成比は、当初予想を大きく上回る結果となり、6月のサッカーワールドカップまでこの傾向は続くと見ており、大容量HDDとW地デジの持つ利便性を提案していきたい。

日立の持つ技術力で特徴ある商品が揃ってきた今、ご販売店様と協力しお客様にとっての便利さを具体的に提案していく活動を積極的に展開していきたい。

(Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより)

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