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2006年年頭アンケート「ハーマンインターナショナル」

2006/01/03
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ハーマンインターナショナル(株) 営業・マーケティング本部本部長 大久保 仁氏
王道を行く製品を中心に販促展開 需要喚起へ正攻法で取り組む

Q1:業界を取り巻く環境は日々、激しく変化しています。ユーザーの消費行動やライフスタイルは、どのように変化していくとお考えですか。

熟年層を中心に“純粋に音楽を鑑賞する”ことが大人の時間の過ごし方として定着しつつあることを実感している。これらの顧客は機能や価格以上に、質を重視した製品を求める傾向が強く、ピュアオーディオの復権に大きな役割を担った層と考え重要視している。

また、デジタルオーディオプレーヤーの爆発的なヒットは、オーディオ機器に対する潜在需要の高さを示す重要な事例だと考えている。デジタルオーディオプレーヤーの量的拡大に比例して、ヘッドホンなど周辺機器の需要も急拡大している中で“質の良い製品”であることが大きな選択基準になってきた。

2006年は、単に音楽を聴くことを目的にするだけでなく、より良い音を求める傾向がさらに高まると思われ、このことが本格的なオーディオ機器の需要拡大への導火線となることを期待している。

Q2:2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

JBLを核にして、マークレビンソン、HALCROなど、オーディオの王道を行く製品を中心にした販促活動が中心になるのはこれまで通りだ。中でも2006年に60周年を迎えるJBLの展開に是非ご期待いただきたい。

また、より多くのユーザーに、質の高い本格的オーディオの世界に触れていただくことが最善の需要喚起であると考えており、試聴会等を積極的に展開するなど、正攻法で取り組む。

さらに、デジタルオーディオプレーヤーなどの需要拡大に合わせ、マルチメディア市場に対しても強力な新製品の投入を計画している。大幅な伸長を見せているこの分野に対しても手を緩めることなく積極的展開を図り、オーディオの入門層へも本格オーディオに至る道程を示していくことが弊社の使命と考えている。

(Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより)

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