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日本TI、DaVinciテクノロジー採用のデジタルビデオアプリケーション向け製品を発表

2005/12/06
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日本TIは、次世代型デジタル・ビデオ製品向けの半導体技術となる「DaVinci」テクノロジーを採用した同社初の製品となる「TMS320DM6446/DM6443」を発表した。

本製品はDSPをベースにしたSoC(システム・オン・チップ)2品種とマルチメディア・コーデック、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)、フレームワーク、開発ツールなどを最適化し、新しい設計手法を採用している。各種機能を統合することにより、デジタルビデオアプリケーションについての高度な知識と経験を必要とせず、画期的なデジタルビデオアプリケーションを実現できるオープンプラットフォームとしている。DaVinciテクノロジーを採用した新製品があれば、各種APIを活用するだけでアプリケーションに様々なデジタル・ビデオ機能を追加することも可能になる。これにより、開発者は開発期間の短縮とコスト削減のメリットが得られるとされている。

今回の製品では、ハードウェアとソフトウェアを統合し、デジタルビデオ機能の実装に伴う一連の複雑な作業の簡素化を行っている。開発者はデジタルビデオアプリケーション用途に最適化され、検証実績のあるソフトウェアコンポーネント各種が活用できる。「TMS320DM6443」はビデオ再生アプリケーション向けに最適化されており、アナログ・ビデオ出力とデジタル・ビデオ出力、リサイザーやOSDエンジンなど、デジタル・ビデオのデコード処理に必要な処理コンポーネントを提供する。「TMS320DM6446」はビデオの記録、再生アプリケーション向けに最適化されており、各種デジタルビデオフォーマットに対応した専用ビデオプロセッシングのフロントエンドを経由し、ビデオエンコード処理に対応している。

(Phile-web編集部)

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