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<Inter BEE 2005>ワンセグ関連機器や地デジの中継技術など多数展示

公開日 2005/11/16 19:21
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11月16日より18日まで、「2005 国際放送機器展(Inter BEE 2005)」が開催されている。会場は幕張メッセで入場は無料。


兵庫県南部の地デジ中継システム

<同左>
東芝のブースで目を引いたのが兵庫県に矢印が入った地図。これは地デジの中継システムの概要を示したもので、現在稼働中の生駒送信所からの放送信号を4箇所の中継局に送信するシステムだ。摩那固定局からの信号は、北淡垂水局、姫路局、三木局へはマイクロ波中継、神戸局へは光ケーブルによる中継が行われる。同社が提供した同システムは年内に稼働する予定だという。


東芝が展示するH.264エンコーダー/デコーダー

ワンセグ向けの字幕データ自動変換装置
東芝は「ワンセグ」放送関係の展示にも力を入れる。放送局向けの1セグメント対応H.264エンコーダー/デコーダーをはじめ、映像VANC領域に重畳されているHD字幕データを抽出し、ワンセグ向け字幕データに自動変換する装置などを出展。ワンセグの受信に対応したVodafone端末を使った試験電波の受信実験も見ることができる。


試験電波の受信をするVodafone端末

FOMA P901iTV
ワンセグ受信対応携帯電話はパナソニックのブースでも展示中。年内に発売予定の「FOMA P901iTV」も試験電波の受信を行っており、その映像を確認することができる。ワンセグ本放送開始は来年4月だが、本機では地上アナログ放送の受信も可能だ。


FPUの送受信システム

参考出品のワイヤレスカメラシステム

日立もデジタル放送の中継システムを展示
日立のブースでは、映像信号伝送技術 FPU(フィールド・ピックアップ・ユニット)が注目を集める。ビデオカメラで撮影したHD映像などを無線信号で放送局まで伝送できるFPUは、生中継放送などで力を発揮する。7GHzタイプの超小型送信機や、7GHz/10GHzを採用しHD/SDに対応したフルマルチモード・システム、参考出品の60GHzワイヤレスカメラシステムなどが展示された。

(Phile-web編集部)

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