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<FPD International プラズマ編> PDPもフルHDの時代に突入。来年の製品化多数

公開日 2005/10/19 18:21
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本日より3日間、パシフィコ横浜で開催中の「FPD International 2005」。CEATEC 2005では松下、日立、パイオニアの3社がフルHDのプラズマパネルを展示し話題を呼んだが、本展示会ではさらに多くのフルHDプラズマを見ることができた。


“VIERA”TH-65PX500

松下の50V型フルHD
松下電器産業のブースには、CEATECで展示された65V型のフルHDプラズマテレビ「TH-65PX500」が登場。11月1日に発売を控える“VIERA”シリーズの新製品だ。また同時に注目を浴びるのが、同様にCEATECで見ることができた参考出品の50V型フルHDプラズマパネル。「世界最小のフルHDパネル」として、その技術力をアピールする。こちらのサイズは「今のところ製品化の具体的な予定はない」(説明員)とのことだ。


パイオニアの50V型フルHD。来春の発売を目指す

「片側駆動回路」の展示
パイオニアも「世界最小」をアピールし50V型のフルHDモデルを参考出品。同社はこの50V型を来春発売する予定だ。説明員によれば「年末から年明けくらいには正式にリリースを出せるのではないか」とのことだ。現行製品の展示では、「ダイレクトカラーフィルター」や「高純度クリスタル層」、「片側駆動回路」による高い映像再現力、低消費電力性をアピールした。


FHPは55V型を参考出品
富士通日立プラズマディスプレイのブースでは55V型フルHDプラズマが注目を浴びる。高画質を誇る同パネルは、コントラスト比5000対1、輝度1000cd/m2。「パネルの量産は来夏を予定しており、セットメーカーへの供給も2006年度内に開始できる。」(説明員)という。また、展示は55V型のみであったが「ニーズにあわせて、上のサイズもしくは下のサイズの開発も視野に入れている」(同)とのことだ。ブースでは現行製品も多数展示され、液晶ディスプレイとの比較展示でPDPの優位性を積極的にアピールした。

サムスンSDIはCESやIFAでも出展した102インチのフルHD PDPをメインに展示。50V型4枚分、幅2.3m、高さ1.3mの巨大ディスプレイを“The World's Largest 102" Full HD PDP”と紹介する。他にもフルHDラインナップとして80、63、50インチモデルを出品している。


サムスンは世界最大102インチ

LGの71インチフルHD
LG電子のフルHDプラズマは71V型と60V型。サイズこそサムスンに見劣りしてしまうものの、高精細な映像再現力を見せる。気になるウリ文句は“World First 71" Full HD PDP”。


(Phile-web編集部)

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