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NHK、世界初のスーパーハイビジョン生中継を実施-技研75周年イベントで

公開日 2005/10/14 18:15
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スーパーハイビジョン中継系統図

中継の伝送経路
NHK放送技術研究所は、11月2日(水)、3日(木)の2日間、同研究所開所75周年の記念イベントを行う。イベントの中で、世界初となるスーパーハイビジョンの生中継実験も行われる。

スーパーハイビジョンは、解像度が7680×4320ドットで、画素数はハイビジョンの16倍に達する。音声も22.2chと、まさに超弩級のシステムだ。

今回のスーパーハイビジョンの生中継実験では、千葉県の鴨川シーワールドと世田谷区砧にあるNHK技研との約260kmを光ファイバーで結び、鴨川シーワールドから映像と音をリアルタイムでNHK技研に送信する。スーパーハイビジョンとしては初めて2台のカメラの映像をリアルタイムで切り替えて伝送される。

実験では、非圧縮のスーパーハイビジョン信号を16本のHD-SDI1信号に分けて波長の異なる16の光信号として多重伝送するDWDM2方式を用いることにより、1本の光ファイバーで伝送することが可能となった。さらに、多段に接続した光増幅器で伝送損失を補償することにより、長距離伝送を実現した。

(Phile-web編集部)

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