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[CEATEC2005:DLNA] 続々と出揃うDLNA対応機器のラインアップを楽しみ方とともに提案

公開日 2005/10/06 15:35
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HDD+DVDレコーダーからAVアンプ、テレビへDLNAネットワークを経由したコンテンツ表示のデモンストレーション
DLNA(Digital Living Network Alliance)のブースは、家電・モバイル・PCを中心に続々と揃い始める対応機器のラインナップを一堂に展示しながら、コンテンツの楽しみ方を実機によるデモで紹介する。

三菱のDLNA対応テレビの試作機と東芝のノートPCによるデモ

パイオニアから参考出品されたDLNA対応のサーバー/プレーヤー


ソニー「VAIO type X Living」のデモ

ソニー「VAIO Xビデオステーション(VGX-XV80S)」のデモ

DLNAは、音楽・写真・動画といったデジタルコンテンツを、相互互換性の高い家庭内外のネットワークに接続した家電・モバイル・PC機器の間でシームレスに共有して楽しむ、デジタル時代の新しい相互接続性を提案する団体。団体に加盟する各メーカーからは、2004年6月に発行した「DLNA Home Networked Device Interoperability Guidelines Version 1.0」に準拠した「DLNA対応」機器が次々と発表されている。今回DLNAが出展したブースにおいても、実際に発売されているモデルから未発表のコンセプトモデルまで、様々なジャンルの対応機器が展示され、それぞれのネットワークイメージについて、実際のコンテンツを用いたデモを積極的に行いながらユーザーへアピールしている。

本年9月に規定されたDLNAのロゴマーク

DLNA認証のプロセス紹介

DLNAの新しい動きとしては、本年9月よりDLNAのロゴ認証プログラムをスタートさせている。「DLNA対応」の製品にこのロゴマークを表示することにより、ユーザーの間での認知度拡大と普及を一気に促進させていこうというものだ。なお、DLNA認定製品については今後、ロゴマークの表記だけでなく、該当する機器をオーディオ/ビデオ/フォトの「メディアクラス」種別、およびサーバー/プレーヤーの「デバイスクラス」種別に分け、記載することを団体として推奨していく。

DLNAのガイドラインに関する最新動向としては、既に発行済みの「Ver 1.0」との互換性を保ちながら、さらに進化させた「Ver 1.5」の策定を進めているという。これまでのバージョンでは、DLNAのネットワーク経由でサーバーに保存されたコンテンツをテレビで視聴するといった楽しみ方が主だったが、新しいバージョンでは「PCに保存されたコンテンツをサーバーに記録」「サーバーに保存されたコンテンツをPCに記録」などの楽しみ方も実現される。さらに大きな変更点として、DLNAのネットワーク上でハイビジョンコンテンツが楽しめるようになる。最大の課題となるコンテンツの著作権保護技術については、DTCP-IPによる暗号化処理を実装することで解決する考えだ。展示解説員の説明によれば、「Ver 1.5」の発行は年内を目標に最終調整が進められているとのことだ。

(Phile-web編集部)

ceatec2005


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