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CDs21ソリューションズ、第三回中島平太郎賞の受賞者を決定

2005/07/28
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(左から)中島会長、(株)スタート・ラボ井橋氏、元日本フィリップス(株)熊谷氏

(左から):中島会長、(株)リコー高橋氏
CDs21ソリュ−ションズは、「中島平太郎賞」の第三回受賞者を決定した、

「中島平太郎賞」は、日本で初めて音のデジタル化に成功した「CDの父」である同氏の名にちなみ、CDメディアの開発研究から普及促進まで、社会的に貢献された個人、企業、団体などを対象に、その活動や業績に対し敬意を表し、年に一度、賞を授与するものとして2003年に設定された。選考対象はCDs21ソリュ−ションズ会員に限らず、産業界全体を対象にしている。

第3回となる2005年度の受賞者は、「LWGコマンドセットの制定活動に貢献したグループ」として高橋正悦氏(株式会社リコー)とそのグループ、「各種CDの普及ための団体活動に貢献したグループ」として井橋孝夫氏(株式会社スタート・ラボ)、熊谷實氏(元日本フィリップス株式会社)、デビット・バンゼル氏(米国OSTA代表)の各氏が選ばれた。

受賞理由については、次のとおり。「LWGコマンドセットの制定活動に貢献したグループ」は、パソコンと、 CD-R/RWドライブの命令のやり取りであるコマンドセットを、TWG3内のアドホックチームとして検討し、ANSIの規格であるMMC(マルチメディアコマンドセット)に上程して制定した。
これにより、パソコン側からは、ドライブの機種、メーカーが異なっても、同じ命令を出すことが出来るようになり、PC分野でのCD-R/RWの普及に大きな役割を果たした。この活動は、その後の記録型DVDなどのコマンドセットの検討における日本企業の貢献にも引き継がれている。

一方、「各種CDの普及のための団体活動に貢献したグループ」についての受賞理由は次のとおり。CDメディア普及の背景としては、様々なメーカー側の活動や努力もさることながら、各種の普及啓蒙団体の活動も非常に重要な位置を占めたが、特にCD-Iコンソシアム、マルチメディアCDコンソシアム、オレンジフォーラム、CDs21ソリューションズ、OSTAの各団体の各種活動は評価に値する。その団体の活動においてのリーダー的な推進役として、井橋・熊谷両氏の功績を評価した。また、一方、OSTAは同じく米国の普及団体として、「書き込み可能な光ディスクストレージの需要拡大を目標としてUDFやMPVといった技術提案を積極的に行うことで、Optical Storageビジネスの発展に大きく貢献した」ことから今回の受賞に至った。

【問い合わせ先】
CDs21 ソリューションズ 事務局
TEL/03-5448-1550

(Phile-web編集部)

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