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日立、鏡に映像情報が可能なミラー型ディスプレイ「Miragraphy」を開発

2005/07/19
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Miragraphyの製品イメージ

内部構成
日立製作所 都市開発システムグループは、「鏡」としての用途のほか、その空間や場面に適合した文字情報や映像情報を重ねて表示できるミラー型ディスプレイ「Miragraphy(ミラグラフィ)」を開発、9月30日から日本国内で販売する。

今回の製品は、筐体内部にPCやプロジェクターなどのデジタル機器を内蔵し、前面には内側に拡散フィルムを貼り付けたハーフミラーを設置したミラー型のディスプレイである。拡散フィルムにプロジェクターからの光を投射することにより、鏡の表面に映像が表示できる。この「Miragraphy」を用いれば、人が近づいた時に情報を自動的に表示したり、インターネットと連動して、天気などの情報が表示可能になるという。

さらに「Miragraphy」には、センサーが内蔵されており、人が近づいたのを感知して「いらっしゃいませ」などのメッセージを瞬時に表示したり、映像コンテンツを頭出しして最初から再生するなど、動作をカスタマイズすることができる。ほかにも日立が開発した「ミューチップ」やICカード、バーコードなどのリーダーを搭載し、ミューチップの入った商品タグをディスプレイに近づけることで、関連する商品の情報を提供し、ユーザーの購買意欲を高めるなど、使い方が提案されている。

同社は本製品を7月20日と21日の両日「東京国際フォーラム」で開催される「HITACHI uVALUE コンベンション2005」に出展する。


(Phile-web編集部)

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