三菱化学メディア、初の録画用片面2層DVD-R/DVD+Rディスク

三菱化学メディア（株）は、録画用としては国内で初めて、片面2層規格に対応するDVD-R for DLディスクとDVD+R DLディスクを6月に順次発売する。

いずれもジュエルケースの1枚入りで販売される。書き込み速度は2〜4倍速に対応する。記録容量はいずれも8.5GB。価格はオープンだが、どちらも1,500円前後での販売が予想される。製品の型番は以下の通り。

録画用 片面2層DVD-R for DLディスク「VHR21YD1」
録画用 片面2層DVD＋R DLディスク「VTR21N1」

なお、DVD-R for DLディスク「VHR21YD1」はCPRMに対応しているが、現在、DVD-R for DLのCPRMに対応したDVDレコーダーは発売されていない。

片面2層DVDディスク製造には、1層目（L0）と2層目（L1）の記録膜にそれぞれ色素を塗布し、各層の間にスペーサーを挟み込むという高度な製造技術が必要となる。

同社では、追記型DVD記録膜に独自色素「ダイン・アゾ(DYN-AZO)」を採用しているが、このアゾ系有機色素の開発技術を応用する事によって片面2層の記録膜を実現。また、ディスクの微妙な反りをコントロールする技術と、同社の既存の高速記録ディスクに採用しているエラー要因を抑制する超精密基板成形技術により、記録/再生時の安定性と優れたパフォーマンスを発揮する。

【問い合わせ先】
三菱化学メディア株式会社　
カスタマーサービス室
TEL/0120-34-4160　

（Phile-web編集部）