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凸版印刷がフルHD対応のリアプロTV用スクリーンの開発を発表

公開日 2005/01/28 18:49
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凸版印刷(株)は、世界初となるピッチ幅64μを実現したマイクロディスプレイに応用が可能なスクリーンを開発し、これを今後リアプロジェクションTV用のスクリーンとして展開していくことを明らかにした。また米国の事業拠点であるTOP(Toppan Optical Products, Inc.)に第二工場を開設し、新製品の投入に向けた生産体制の強化を図る。

今回同社が開発したスクリーン部材は、市場からの高画質化と薄型化の要求に答えるべく3項目のフィールドに渡った内容となっている。

高精細マイクロデバイスに対応、するスーパーファインピッチFCスクリーンの開発においては、ピッチ幅64μを実現したことにより、1080pのフルHDにも対応し、高画質次世代DVDの再生環境の、さらにその先も視野に入れたクオリティを実現しているという。その他の特長として、拡散板との光学特性の整合により、画素レベルにおける表示鮮明度が向上している点、42インチ前後のマイクロディスプレイにおいて発生しやすかったモアレをいっそう抑止可能な点などが挙げられている。本製品については、既に一部の有力メーカーにサンプルの提出を開始しているという。

その他、広視野角対応のスクリーン部材、薄型マイクロディスプレイ対応スクリーンの部材が同社の独自技術を活かしながら、近いスケジュールでの市場投入を目指して開発を展開している。

同社の米国事業拠点となるTOPでは、延床面積28,859平方メートルを持つ第二工場の建物を2004年末に完成させた。市況に応じて順次生産能力を増強させ、04年度に200万セット弱、05年度に約300万セット、07年度に約500万セットと段階を追ってセット販売数量を拡大していく計画が明らかにされている。

(Phile-web編集部)

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