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<山之内 正のCES2005レポート>松下電器のハイビジョンを核にした新提案

2005/01/07
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開幕前日の5日に行われたプレスカンファレンスの模様。
●松下電器は、好調なフラットテレビとDVDレコーダーのラインナップを豊富に揃えて市場のニーズに応える一方、ハイビジョンを核にした新しい提案を行い、現在から未来への流れを感じさせる展示を見せた。


画面を見ながらキャンバスに絵具を載せる「HDアート」のデモンストレーション。色の忠実再現をアピールしている。

HD対応ホームネットワークシステムのデモンストレーション。電気配線を利用して高速伝送を実現する。
ディスプレイではプラズマ、液晶、DLPリアプロの3ウェイ路線を明確にし、大画面&フラットのコンセプトを徹底。リアプロのラインナップが充実しているのは、家庭で許容できる画面サイズの上限が日本よりも大きいためで、これは他社も同じである。


暖炉も窓から見える風景も実はプラズマテレビの映像だ。写真では本物と見紛うリアルさがある。
未来を志向した技術として注目を集めたのは、ハイビジョン信号の伝送に対応したホームネットワークシステムの提案である。今回は電気配線を利用した高速伝送技術「HD-PLC」に対応したチップセットの開発が大きなニュースで、「どこでもつながる」環境の実現に向けて大きな一歩を踏み出した。なお、電気配線を高速通信に利用するPLCは、2006年には日本の家庭にも導入が始まる見込みだ。


HDMV方式のディスクを再生するBD-ROMプレーヤーの試作機。デュアルレイヤーに対応。
BD関連では2層対応のBD-ROMプレーヤーを出展し、長時間&高画質再生のメリットをアピールした。

(山之内 正)

[ces2005]

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