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女子アナ15人が登場! 民放連とBPAがデジタル放送を共同でPR

公開日 2004/11/29 14:26
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●(社)BSデジタル放送推進協会(BPA)は、(社)日本民間放送連盟(民放連)と共同で、BS・地上の両デジタル放送をPRするテレビスポットを制作し、民放連会員の全テレビ133社で放映することにした。

スポットのタイトルは「デジタル放送の歌」で、在京民放キー5局のアナウンサー15人が登場し、PRソングを歌う。「局の枠を超えたアナウンサーによるデュエットやクインテットが聴けるのがミソ」(BPA)。なお制作はHDで行われるという。いまのところ、曲の内容や登場するアナウンサーの詳細は発表されていないが、12月16日に完成発表が行われるとのことなので、その際に詳細をお伝えしたい。

BSデジタルは12月1日に開局4周年を迎える。本日行われた記者説明会では、BPA理事長の伊藤邦男氏、理事の瀬下英雄氏が出席し、これからの活動について説明を行った。

BPA理事長の伊藤邦男氏

BPA理事の瀬下英雄氏

伊藤氏は、民放連と共同で行うキャンペーンについて「9月に日枝会長と会い、民放連とBPAで組んで何かできないかと話し合った」とし、「地上デジタル放送はまだ受信できない地域が多く、普及の登場にあるデジタル放送の魅力をアピールするにはBSデジタルの訴求が最適」との考えから、今回の実施に至ったと説明。「2011年のアナログ放送終了へ向け、地ならしの役割を果たしたい」と抱負を述べた。

理事の瀬下氏からは、BPAが野村総研と共同で行ったBSデジタル放送の普及に関する調査結果が報告された。瀬下氏は「NHKの推定値では10月末にBSデジタルの普及世帯数は約695万世帯に達し、今月初旬の段階で700万世帯を超えたのは確実」とし、「4周年を前にキリの良い数字を達成できたのは喜ばしい」と述べた。

普及調査では、「2005年11月末に1,000万世帯に達し、2007年9月末には2,000万世帯を超える。2008年3月末には2,491万世帯となり、世帯普及率50%を超える」との予想が示された。普及が加速する要因として同氏は「薄型テレビの割合が増加していること」「CATV経由の受信でデジタルSTB経由の割合が増加していること」「地上デジタル放送への対応が今後進むこと」の3つの要因を挙げた。

反面、一般世帯に対して行われた訪問アンケート調査では、地上デジタル、BSデジタルについて「具体的な内容を知っている」と応えた回答者が、いずれも15%程度と低かったとし、「一般の認知は必ずしも十分ではない」との認識を示した。

BPAでは、前述のテレビスポット放映のほか、12月4・5日、11・12日の4日間に渡り特別編成を行う「BSデジタル体感デー」、10月から年内いっぱい開催している、BSアンテナ購入者に向けたプレゼントキャンペーン「BSアンテナ・キャンペーン」などを通し、一般の認知度向上を図る活動を行う考えだ。

(Phile-web編集部)

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