HOME > ニュース > 新会社「富士フイルム イメージング」が営業方針説明会/新製品展示会を開催

新会社「富士フイルム イメージング」が営業方針説明会/新製品展示会を開催

公開日 2004/10/21 19:46
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●10月1日より、富士フイルムのイメージング事業の国内マーケティングを統括する会社として発足した富士フイルムイメージング(株)が、営業方針説明会ならびに新製品展示商談会を開催した。

同社の営業方針を説明するセミナーでは、まず初めに富士写真フイルム代表取締役専務執行役員の麻生興太郎氏が登壇した。同氏は「デジタル化が進み、市場ニーズが代わる中、商機を的確に捉えた営業を新会社に期待する」とあいさつ。さらに「創業70周年を迎えたが、現在は創業以来の変革期だ。富士フイルムはこれをチャンスと捉え、これまでの写真文化を守り育てていく」と力強く語った。

富士写真フイルム代表取締役専務執行役員の麻生興太郎氏

新会社の概要

新会社の社長に就任した田中康夫氏は、麻生氏と同じく「デジタル技術の進展でライフスタイルやニーズが変容してきている」と危機意識を明らかにしながらも、「急激な変化の時代に、メーカーと市場をつなぐ良きパートナーになりたい」と抱負を述べた。また同氏は新会社について「風通しの良い、公明正大な社風を作りたい」と語り、「『すぐやる』『必ずやる』『できるまでやる』『みんなでやる』の4つを徹底したい」とした。

新会社の社長に就任した田中康夫氏

新会社の取締役専務執行役員 営業本部長の坂根徹氏は、営業方針や同社の体制をくわしく説明。「アマチュアからプロまでの幅広いレンジに、これだけの入力、出力、記録機器を揃えた会社はほかにない」とし、「とにかくしっかりと汗をかいて頑張っていく」と語った。

新会社の取締役専務執行役員 営業本部長の坂根徹氏

続いて、この秋冬の新製品の紹介が各担当者より行われた。同社が「新たな需要・価値を創造する商品」として特に力を入れるのは、銀塩カメラ「NATURA」、デジタルミニラボ「Frontier 570E」、ポータブルプリンター「Pivi」の3商品。

この秋冬の新商品

「NATURA」は、広角24mm/F1.9のレンズを搭載した高感度カメラ、ISO1600の高感度フィルムを組み合わせることにより、室内や夜景などでもフラッシュ無しの撮影ができ、自然な表現を可能にする商品。「感度や階調表現など、デジカメにないアドバンテージを盛り込んだ自信作」(担当者)。主に20代後半から40代の、美しい写真に敏感な女性層にアピールする。

NATURA

NATURAの概要

デジタルミニラボ「Frontier 570E」は、DRY TO DRY1分22秒を実現した超高速現像システム。「本機の導入により、『デジカメ5分プリント』サービスが実現する。A3サイズプリントも備え、お店プリントの付加価値を高める」(担当者)。

ポータブルプリンター「Pivi」は、携帯電話の赤外線通信機能を使って画像を受信し、専用フィルムに印刷する。データ受信後、約2秒後から画像が出始めるという超高速印刷が行える。価格はオープン。

Pivi

このほか、デジタルカメラ“FinePix”シリーズの新製品として、小型かつスタイリッシュなFinePix F450/F455、6.3Mピクセル/4倍光学ズーム/ワイドLCDモニターのF810なども紹介された。

FinePix 455

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE