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≪WPC EXPOレポート≫DLNAの規格に対応するPCとDVDレコーダーのネットワーク

2004/10/20
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●富士通は同社のパソコンにおけるDLNA(Digital Living Network Alliance)の規格を採用したホームAVネットワークのデモンストレーションを展開する。DLNAでは設計ガイドラインVer1.0を発表しており、音楽・写真・ビデオそれぞれの必須フォーマットが策定されている。特徴はUPnPやTCP/IPなど既存の技術を活用している点で、これにDLNA独自の規定を盛り込んでいる。


富士通のPCとパナソニック「DMR-E500H」とのネットワークデモ
富士通のブースでは、同社のFMVシリーズのパソコンとNECのVALUESTARシリーズ、LaVieシリーズのパソコンとをつないだコンテンツ共有のデモが行われた。DLNAの規格では、デジオンのマルチメディアホームネットワークプラットフォーム「DiXiM」を搭載したパソコン上で、各社が開発するネットワークアプリケーションを走らせて、ファイルのシェアを実現させる。富士通からは「MyMedia」、NECからは「MediaGate」というアプリケーションがそれぞれの製品にプリインストールしたかたちで提供されており、互いの製品に保存した音楽や映像ファイルをホームネットワークを通じて、視聴し楽しむことができるようになる。

同社のブースではパナソニックのHDD+DVDレコーダー「DMR-E500H」に録画した映像を、パソコン上で視聴するデモンストレーションも行われていた。現在連携に対応するレコーダーはDMR-E500Hで、コンテンツの再生のみが可能だ。


パナソニックブースでのPCとレコーダーのネットワークデモ

パナソニックが発売するアプリケーションソフト「MediaStage Premium Edition」
パナソニックブースにおいても、DMR-E500Hに録画したコンテンツを同社のノートPC Let's noteシリーズで再生するデモを行っていた。パナソニックブランドからは、ネットワーク対応の専用アプリケーションとして「MediaStage Premium Edition」、および「DVD-MovieAlbumSE 4 CPRM」がそれぞれ10月下旬から順次、同社の直販サイトであるパナセンスにおいて発売される予定だ。「MediaStage Premium Edition」では、DMR-E500Hに録画したMPEG-2フォーマットの映像がPCで再生できるようになるほか、PC内の動画コンテンツを携帯電話やD-Snapで再生できるMPEG-4動画に変換する機能などが提供される。

(Phile-web編集部)

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