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≪折原一也のCEATECレポート≫50インチオーバーの超大画面テレビが続々登場

2004/10/06
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●液晶テレビ・プラズマテレビを発売する各社のブースでは、未発表の製品を含めて多くの製品を目にすることができた。

シャープのブースでは、シーテック開催当日朝の発表となった65V型の液晶AQUOSを展示。従来、液晶パネルは大画面化が難しいとされていただけに特に注目を集めたモデルとなった。ブースでは、2台用意された65V型AQUOSに加えて、アクオスカスタムシリーズ2モデルを参考出品として展示していた。これらの発売は未定とのこと。さらにフルHD液晶パネル採用の45V液晶テレビを多数並べており、液晶のシャープを印象づける展示となっていた。

初登場となる65V型AQUOSは、画質面では45V型フルHDパネルを採用したAQUOSのそれを受け継いでおり、フルHDの解像感と液晶らしい質感を実現していた。なお価格については現時点では未定となっているが、発売するとしても数百万以上となるとのこと。

65V型という巨大な液晶AQUOS

レッドとブラック、2モデルが展示されていたアクオスカスタムシリーズ

ソニーのブースでは、A&Vフェスタでも展示されていた北米モデルの70V型グランドベガと、LEDバックライトを採用した液晶テレビQUALIA005の展示を見ることができた。グランドベガは前回と違い明るい部屋での展示となっていたが、その鮮烈な発色と視野角の広さ、滑らかな表現は見事の一言に尽きる。同ブースのQUALIA005液晶テレビは艶めかしい赤の発色と濃厚な絵作りを確認できた。なお、LEDバックライトは同ブース内のVAIO type Xと組み合わされている液晶モニタでも採用されている。

ソニーの70V型SXRD採用リアプロジェクションテレビ

QUALIA005

ビクターのブースでは、HD-ILAデバイス採用リアプロジェクションテレビを展示。今回はA&Vフェスタなどでも出品されていた、既に北米で発売されている61V型よりも、さらに一回り大きい70V型の製品が展示されていた。国内で売られているプラズマ・液晶テレビと比べると階調は浅く、また巨大なサイズにハーフHDとなるため近くで見ると多少のドット感はあるものの、その大画面は何よりの魅力だろう。なお、各モデル国内投入については、出荷量と価格の問題から検討中としている。

70V型リアプロは通路に面して設置されていた

また、すでに発表されているパナソニック・パイオニアそれぞれの61V型プラズマテレビも展示されていた。巨大液晶、プラズマテレビ、そしてリアプロとデバイス間の競争もいっそう激しさを増しているようだ。

(折原一也)

ceatec2004report

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