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カノープス、HDVに対応したノンリニアビデオ編集システム「VELXUS 500」を発売

公開日 2004/09/29 18:24
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●カノープス(株)は、2004年11月上旬より、HDV対応ノンリニアビデオ編集システム「VELXUS 500」 を発売する。価格は417,900円(税込)。本日、カノープスショールームにてマスコミ向けの発表会が行われた。

VELXUS 500

VELXUS 500のパッケージ構成

本機は、ソニー、キヤノン、シャープ、ビクターが策定したHDV規格のデータを編集できるノンリニアビデオ編集システム。HDV対応カメラは、先日ソニー(株)より「HDR-FX1」が発表されている。

注目すべきは、同社が開発した高画質ソフトウェアコーデック「Canopus HQ Codec」を搭載したこと。「従来はハイエンド機器に搭載していたものなので、我々としても搭載するか非常に悩んだが、結局採用することにした」(プロフェッショナルビデオ事業戦略室 室長の伊藤氏)。また、HDV規格のデータを、Canopus HQ Codecでキャプチャする「HQ キャプチャ」機能も備えている。

VELXUS 500のメインボードは64ビットPCIに対応している

VELXUS 500の特徴

オプションとして、ブレークアウトボックス(予価49,800円)やライトウェーブ、マヤなどに対応するプラグインモジュールセット(予価54,800円)なども用意される。

また、「VELXUS 500」を組み込んだターンキーシステムとして「REXCEED MODEL 3000」も同時にリリースされる。価格は1,554,000円(税込)。

「REXCEED MODEL 3000」

発表会では冒頭、伊藤氏より「Canopus HD World」と題して、同社のHDTVに対する取り組みが紹介された。伊藤氏によれば、カノープスのHD技術のコアコンピタンスは「ソフトとハードのコンビネーション」「HD/SD混在編集などが可能なEDIUS Engine」「高速処理が可能なリアルタイムソフトウェアコーデック」の3つだという。同社では今後もこのコアコンピタンスを武器に、HD市場の活性化を図る考えだ。

カノープスのHDへの取り組み

プロフェッショナルビデオ事業戦略室 室長の伊藤氏

発表会場には、「VELXUS 500」の実機とともに、参考出品としてHD出力が可能なDVDプレーヤーも展示された。本機ではMPEG2 HDをデコードでき、1層DVD-Rに記録したハイビジョン映像を液晶テレビに映しだしていた。同社の企画担当者によると「長時間記録を実現するため、2層DVD-Rへの対応も視野に入れている」とのこと。「HDを記録できる光ディスクは今のところBlu-rayだけだが、まだまだ高価だ。既存DVDプレーヤーとほとんど同じ価格でハイビジョン再生が実現できれば需要はあるはず」。今後の展開に注目したい。

参考展示されたHDプレーヤー(テレビの下)

会場にはVELXUS 500が置かれ、実際に編集を行うことができた

【問い合わせ先】
カノープス(株)
カスタマーサポート
TEL/078-992-5846

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドCANOPUS
  • 型番VELXUS 500
  • 発売日2004年11月上旬
  • 価格\417,900