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シャープ、NTSC/PAL自動切換機能搭載の中小型TFT液晶用LSIを発表

2004/08/18
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中小型TFT液晶用ビデオインタフェースIC「RB5P0090M」
●シャープ(株)より、業界初となるNTSC方式/PAL方式自動切換機能を搭載した、中小型TFT液晶用ビデオインタフェースIC「RB5P0090M」が発表された。同社は本製品のサンプル出荷を、8月19日から開始する。

今回開発されたビデオインタフェースICでは、世界主要国の放送規格であるNTSC方式とPAL方式のコンポジット信号を自動判別し、TFT液晶駆動用のRGB信号に変換する機能が実現された。また従来の手動切換えタイプと比較して、周辺部品を約2割低減している。

中小型TFT液晶を搭載した機器では、カーナビやポータブルDVDプレーヤなど、世界規模での事業拡大が見込まれている。今日、NTSC方式の国内向け製品をベースにPAL方式の海外向け製品を開発するケースが増えており、設計効率の改善や部材管理の精度向上のため、異なる方式でも利用が可能なデバイスが求められている。

今回の製品を採用することにより、カーナビやポータブルDVDプレーヤなどにおける仕向け地別設計が不要となり、設計の標準化や開発コストの低減が図れるものと同社はコメントしている。また異なる放送規格の国へ移動しても、切換え操作なしにそのまま使用できる機器の商品化も可能になる。

【問い合わせ先】
シャープ(株)広報室
TEL/06-6625-3006または03-3260-1870

(Phile-web編集部)

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