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関東地区、9日ついに地上デジタルキャリアの増力を実施

2004/08/09
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●本日9日早朝、いよいよ民放系地デジが増力されるということで、早朝3時半近く、筆者は眠い目をこすりながら、江東区実家のリビングに陣取る。

試しに、20素子UHFアンテナからメインエレメントのみを、室内に持ち込みわざと実験。窓から1メートルも入っているのにご覧のとおりAX(日本テレビ)が見事に復調している。(写真クリックで拡大可)


朝方でもほとんど、レベル変動はないので今後、このまま増力運用を続けてもらえればと切に願いながら床についた。

2003年12月にスタートした地上デジタル放送は、関東地区では既存アナログ波との混信対策のため、ごく限定された受信エリアでサービスされていた。総務省によると7月末、その混信対策がほぼ完了し、8月9日から段階的に、東京タワーの電波出力をあげていくという。これによりアテネオリンピックをデジタルハイビジョンで見られる地域が大幅に拡大することとなる。

筆者の視聴によると、NHK教育はさほど変化はないような気もする。MXもかなり強い増力が行われているが、放送大学の大出力キャリアに邪魔されることも多いので、受信できないときがないとはいえないかもしれない。関東地区でもやっと本格的地デジの時代に突入した。

(放送アナリスト 佐藤和俊)

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