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松下、「アテネ五輪への取り組み」プレスセミナーを開催

2004/06/17
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●松下電器産業(株)は本日、東京都内でプレスセミナーを開催し、同社が公式スポンサーを務めるアテネオリンピックへの取り組みについて説明した。

同社スポーツマーケティング室の井谷直樹室長は、「『スポーツを通しての文化貢献』『ブランド価値の向上』の2つの理由から、AV機器、記録メディアの分野でTOPスポンサーとして協力していく」と説明。同社はTOPスポンサーとなったことで、五輪マークや照合などの全世界使用権、スポンサーカテゴリー商品の運営委員会への納入第一交渉権、ホテル、チケット、ホスピタルセンター等の優先購入券を得ている。

松下電器産業(株)スポーツマーケティング室 室長 井谷直樹氏

松下電器がTOPスポンサーになったことで得る権利の概要

同社ではこれまでも大会会場にアストロビジョン、RAMSA音響機器などを納入してきたが、アテネでも大々的に設置を行っていく。今回はコストが低くすむDLPプロジェクターの数を増やし、「屋内では基本的にDLPプロジェクターを採用していく」(井谷氏)という。アストロビジョンは開会式・閉会式に使われるメインスタジアムなどに計14基、DLPは屋内競技場をメインに11面が設置される予定だ。また、競技場以外のアテネ市街にも「パナソニック・スクエア」を設け、大画面での競技中継を行っていく。

アテネ五輪の競技会場マップ

同社が納入する機器の概要

RAMSA音響機器は33会場と、ほぼすべての競技場に採用されている。指向性を高めたラインアレースピーカーを採用し、広い競技場のどこにいても同じ音を体感できるという。これはアメリカの音響技術者に設計依頼を行ったもので、本体会の音響技術面での花形といえるものだ。

放送機器では、「DVCPROHD」フォーマットのVTRが初めて供給されるほか、4月に発売されたメモリー記録媒体「P2カード」もテスト使用される。

同社では、アテネオリンピックへの取り組みを一般層にアピールするため、世界的に大掛かりな宣伝活動を展開。国内では「ビエラ」「ディーガ」「酸素エアチャージャー」を中心に、すでにアテネ五輪をイメージしたCM等が大量に投入されている。新聞・雑誌などでは「Sharing The Passion」をキャッチコピーに、ブランドイメージを高める広告を行うほか、アテネ五輪関連サイト「Panasonic -Olympic Games In Action-」を7月8日から公開する。新進気鋭のクリエイター10名が「躍動美」をテーマに撮り下ろしたショートフィルムや、パナソニックのこれまでの活動、過去の大会のハイライトシーンなど、動画がふんだんに用意され、オリンピックの魅力を映像で体感できる。

(Phile-web編集部)

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