クリエイティブ、新ブランド「Creative Professional」より高音質PC用オーディオシステム発売

●クリエイティブメディア（株）は、新ブランド「Creative Professional」を6月中旬から立ち上げる。

「Creative Professional」では、プレミアムブランドとして、プロ向けを含むハイエンド製品を販売していく。第1弾として、Creative Technology Ltd. の関連会社であるE-MU（イーミュ） Systems社が開発するPC向けのオーディオ製品を発売する。

E-MU Systems社は71年に設立。サンプラーなどの電子楽器、プロ向けオーディオ機器で人気が高く、国内外のプロミュージシャンやマスタリングエンジニアなどに支持されている。

クリエイティブでは現在、CreativeブランドからPC向けサウンドボード「Sound Blaster」シリーズなどを発売している。今回発売するE-MU製品は、Sound Blasterがカバーするリスニングや録音をさらに特化させた性格を持つ。オーディオインターフェイスの自由度が高く、DSPによるミキシング、エフェクト処理などが可能になっている。

「Creative Professional」ブランドから発売されるE-MU製品は6モデル。そのうち5モデルはこれまでエンソニック・ジャパンが扱っていたもので、今回販売元がクリエイティブメディアに変更され、6月中旬より販売される。5モデルの概要は以下の通り。

■「Creative Professional E-MU 1212M」\OPEN（クリエイティブオンライン価格26,040円）
S／N比120dBを実現した24bit／192kHzデジタルオーディオシステム

■「Creative Professional E-MU 1820M」\OPEN（クリエイティブオンライン価格62,790円）
入力18ch、出力20chのハイエンドDTM/DAW機器。SyncドーターカードやミニDIN-MIDI変換ケーブルなどを同梱する。A/Dコンバーターも高品質なものを採用

■「Creative Professional E-MU 1820」\OPEN（クリエイティブオンライン価格52,290円）
上記1820Mの主要な機能をそのままに、Syncドーターカードなどを省いたモデル

■「Creative Professional Emulator X Studio」\OPEN（クリエイティブオンライン価格73,290円）
ソフトウェアサンプラー「Emulator X(イミュレーターエックス)」とE-MU 1212Mをセットにしたデスクトップサンプリングシステム

■「Creative Professional Emulator X」\OPEN（クリエイティブオンライン価格41,790円）
VSTインストゥルメントとしてもスタンドアローンとしても使用できるソフトウェアサンプラー

またクリエイティブでは、新製品として「Creative Professional E-MU 0404」を6月下旬より発売する。価格はオープンだが、クリエイティブオンラインストアでは15,540円で販売される。対応OSはWindows 2000 Professional SP4以上、Windows XP Home／Professional Edition SP1以上。

「E-MU 0404」は、E-MU製品のラインナップ中最も安いエントリーモデルだが、クオリティーに抜かりはない。インターフェースは2種類のブレイクアウトケーブルを用い、 RCAアナログアンバランス入出力、 S／PDIF光デジタル入出力、 S／PDIF同軸デジタル入出力、 MIDI入出力などを備える。

32ビットのE-DSPチップを搭載したことにより、パソコンのCPUに負荷をかけることなく、ゼロ・レイテシーミキシング／モニタリング、各出力へのルーティングやエフェクト処理などが可能。

A/Dコンバーターはバーブラウン製の192kHz/24ビットで、S/N比は111dB。D/AコンバーターのS/Nも高く、アナログ出力時で116dBを達成している。

同社ではこの「E-MU 0404」について、「静音PCなどに組み込めば、それだけでピュアオーディオとしての使用に耐えるPCが完成する」とし、「高品位なリスニング環境の構築はもちろん、モニター用途やアナログソースの取り込みなどに活用できる」と説明している。

【問い合わせ先】
クリエイティブメディア（株）
TEL/03-3256-5577

（Phile-web編集部）