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ダイマジック、業務用の3Dサラウンドエンコーダー2製品を開発

2004/04/06
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<左>EST-PRO <右>EST-PROの内部写真
●(株)ダイマジックは、業務用のラックマウント用3Dサラウンド・エンコーダー「DiMAGIC EST-PRO」、ソフトウェア・3Dオーサリングツール「DiMAGIC Virtualizer」の2製品を開発した。本日、両製品の発表会が開催された。

ダイマジック社は、東京電機大学TLO機関公認の第1号ベンチャー企業。社長の浜田晴夫氏は、同大学の現役教授を務める。

「DiMAGIC EST-PRO」は、2つのスピーカーで3Dサラウンドを実現する「DVX技術」に加え、ヘッドホンで5.1chサラウンドを実現する「DiMAGIC Headphone技術」、また、2ch音声から5.1chサラウンドを生成する「Adaptive Surround技術」などを搭載している。これらの処理をリアルタイムに行えるのが特徴となる。DSPには、TIの32bitタイプを採用。フラッシュROM内にアプリケーションを格納しているので、納入先ごとにアプリケーションやパラメーターをカスタマイズすることができる。

「DiMAGIC Virtualizer」は、上記EST-PROの機能を、PC上で実現するソフトウェア。PCの処理速度によって、2倍速、3倍速で処理を行うことも可能なため、主にプリプロセッシング分野での利用を見込んでいる。

今回の製品は、同社がこれまで開発してきた3Dサラウンド技術を業務用途で手軽に使用できるように企画されたもので、携帯電話や放送、機内エンターテインメント、ブロードバン・コンテンツ配信、パッケージメディア、アミューズメントなど様々な分野のコンテンツ開発に利用できる。コンテンツのオーサリング時に、両機を使って3D処理を施すことにより、再生環境に依存されない3Dサラウンドが実現する。

現在のところ、両製品はライセンス販売のみとなる。同社では、「納入先ごとに、使い方に合わせてアプリケーションを最適化するため」と説明している。ライセンス価格は明らかにされていない。

【問い合わせ先】
(株)ダイマジック
TEL/03-3518-2518

(Phile-web編集部)

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