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<会田 肇のCES2004レポート 6>パナソニックがDVD-RAM方式カムコーダーの2004年モデルをラインナップ

公開日 2004/01/15 10:01
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●パナソニックは2004年モデルとして、よりコンパクトなボディを実現したDVD-RAM/R方式ビデオカメラ2モデルを新たにラインナップした。

その重量は、より軽量なVDR-M70で約500g程度で、もう1機種のVDR-M50でも約520g程度になっている(いずれもバッテリー込み)。これは日本で現行機種となっているDVD-RAM/R方式のVDR-M30Kと比べると、VDR-M70と比較したときに約1割強も軽くなっている計算になる。

本体のデザインはサイドのデザインをよりスリムな印象を受けるものへと変更。ディスクのドライブ分ははみ出す格好となるが、着実に小さくなったのは間違いない。

ではそのカメラとしてのスペックを見てみよう。まずVDR-M70だが、ズームレンズは光学式10倍で、組み合わせるCCDは1/4型102万画素。最近のビデオカメラにしてはCCDのサイズが大きく、明るさの面でもその差は大きく違うはずだし、何よりも背景のボケ味を出しやすくなっているのもポイントだ。ビデオライトなどが本体の動作と連動させられるホットシューも装備し、メモリーカードはSDに対応。静止画はDVD-RAM/RあるいはSDメモリーカード上に記録することができる。

一方、DVR-M50は“DVDカム”の魅力をより手軽に使いこなせるよう開発されたモデルで、CCDは68万画素にとどまるものの、ズームレンズは光学18倍を実現。広角端での画角がやや狭めになってしまっているが、価格面でのメリットが期待できる。液晶モニターはいずれも2.5型で、ビューファインダーの利用も可能だ。記録するメディアは8cmサイズの2.8GB(STDモードなら2時間が撮影できる)で、前モデル同様、RAMであればケースからディスクを取り出して本体内にセットアップして使うことができる。PCとのリンクはUSB2.0に対応。この夏までには日本市場へ投入されるものと予想される。

(会田 肇)

[ces2004]


■写真 左
光学18倍ズームレンズを搭載しながら、より軽量化を実現したDVD-RAM/R対応ビデオカメラのローエンドモデル・VDR-M50。
■写真 右
グリップ側からのカット。ディスクトレイよりも本体のサイズが大きく下回っているのがわかると思う。

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