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株式会社ヘビームーン、eCinema Systems社製品の取り扱いを開始

公開日 2003/12/30 15:49
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eCinema Systems EDP100
●株式会社ヘビームーンは、米eCinema Systems社と代理店契約を結び、Apple 23" HD Cinema Displayを使用したフル解像度HDTVモニター用ディスプレイプロセッサー「EDP100」の販売をはじめることを29日、発表した。

EDP100は、HD-SDI信号をDVI信号へ変換するために設計されたイメージプロセッシングエンジン。EDP100は、Apple HD Cinema Displayを使用し、フル解像度で軽量、ポータブルながら低コストで、23インチフル解像度でのHDTVモニタリングが可能となる。

EDP100は、ユーザープログラマブルLUT(ルックアップテーブル)を持ち、色彩調整、各パターン表示、フレームキャプチャー、リモートコントロールなどを実行することが可能。これにより、今までのCRTベース製品と比べ、約1/3のコストでHD-SDI信号を見ることができるようになる。また、今までCRTモニターのサイズ、重量や価格によって見ることができなかった場所での使用も可能となる。

すべてのピクセルデータビットは、ダイレクトにTFTモニター上の該当ピクセルへマッピングされる。現存する低価格モニターとは違い、EDP100は1920×1200ピクセルの出力解像度が可能である。また、HDモニターとして使用しない120ピクセルの垂直解像度は、ユーザープログラマブルなリファレンスバックグラウンドとして使用することができ、常にユーザーがキャリブレーションパターンをモニターできる状態になる。低価格品では低解像度モニターに1920×1080の信号をスケーリングして映すものがあるが、EDP100はスケーリングではなく、Apple HD Cinema Displayによってもたらされるすばらしい解像度とパフォーマンスのアドバンテージをそのまま活かすことができるという。

HDモニターが必要とされている、放送局やポストプロダクションでは、オフライン編集室や品質検査室、またプレビュールームやグラフィックルームなど、すべての施設に現行のHDモニターを設置するには多額の資金が必要となってしまう上、移動用としては、重く、場所をとり、そして壊してしまう危険性もあった。

そういった点も、EDP100を使用することにより、コストパフォーマンスが高く、フレキシブルで、移動や設置も簡単な大型HDモニターを手に入れることができるようになる。もちろん、現在進行中のデジタルシネマ制作用としても、現場での確認や編集用として活躍することが期待できる。

(AV REVIEW編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドeCinema Systems
  • 型番EDP100
  • 発売日2003年12月29日
  • 価格オープン価格
【SPEC】●入出力端子:2×HD-SDI入力(BNC)選択可、2×リロックHD-SDI出力(選択入力信号による)、1×DVI-D出力(最大解像度1920×1200・最大ピクセルブロック165MHzまで)、1×USB(LUTマニュピレーション、プリセット用など)、1×RS232ポート(リモート、キャリブレーション用) ●電源:12V/DC(ACアダプター付属)