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アナログ・デバイセズ、コンシューマー機器向けデバイス「第3世代 SHARC」を発表

公開日 2003/12/09 15:22
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Analog Devices社 Mikhael Haider氏 / 第3世代SHARCプロセッサ「ADSP-21266」
●アナログ・デバイセズ(株)は、コンシューマー向けAV機器の高音質化を実現するSHARCプロセッサ第3世代製品 4種を本日発表した。新製品「ADSP-21266 / 21267 / 21364 / 21365」は、いずれもオーディオ専用オンチップ周辺回路を組み込んであり、AVレシーバー(アンプ)、DVDプレーヤー、ホームシアターシステム、カーオーディオなどの製品の音質向上を実現する。コア動作周波数は最高で300MHzを実現したほか、市場初の「WMA9 Pro(Windows Media Audio 9 Pro)」対応製品となる。

本日東京都内にて行われた記者会見には、本社であるAnalog Devices社のゼネラル・マネージャー Mikhael Haider氏が出席し、新製品の紹介を行った。

同社は現在創業38年。最初の20年間は産業用製品の提供を中心に行ってきたが、ここ10年余りはコンシューマー機器、通信機器、コンピューターへの技術・製品提供を行ってきたという。そしてここにきて中価格・低価格帯でも高性能な製品の開発が進み、第3世代「SHARCプロセッサ」として本格的にコンシューマー機器向けの製品を発売することとなった。

第3世代「SHARCプロセッサ」のターゲット市場はホームシアターシステム、カーオーディオシステム、プロ用音楽製品。オンボードROMを新たに搭載し、メモリーやサンプルレートコンバーターを集積化することで、これらの製品を低コストでグレードアップすることが可能となった。

Mikhael Haider氏は、「現在、BOSE、DENON、KENWOOD、Pioneer、SONY、YAMAHAなどのメーカーから第2世代SHARCプロセッサを搭載したデジタルAV・ホームシアター製品が発売されています。SHARCプロセッサは製品の付加価値ともなる信頼性を得ています。今回の新製品により、さらに高性能・高音質のデバイスを提供することができるようになります。」と語った。

(Phile-web編集部)

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