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日本TI、携帯機器向けに小型&低消費電力を実現したビデオデコーダーを発表

2003/11/06
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●日本テキサス・インスツルメンツ(株)より、2種類のビデオ用ADコンバーターの開発がアナウンスされた。ビデオデコーダー「TVP5150」は、通常動作時に必要な電力消費量が115mW(ミリワット)と業界でも類を見ない低消費電力化を実現し、小型32-ピン(TQFP)への実装を実現している。本製品はビデオキャプチャや家庭用小型ビデオ・レコーダ、TV付き携帯電話、PDA(個人用携帯情報端末)、ノート型PC、MPEG4ビデオ・プレーヤおよびUSB電源供給端子を備えた携帯ビデオ機器など携帯機器のさらなる小型化を可能にするデバイスである。

ビデオデコーダ「TVP5146」では高品質、高性能を実現。10系統のビデオ入力とSCART規格のサポートを備えた柔軟性の高い製品となっている。同製品はまた、高品位のY/C分離に適応した5ライン相補くし形フィルタと、優れたノイズ性能をもつ4つの10ビット、30MSPS(百万サンプル/秒)ビデオ・デコーダを備えている。本製品はDVDレコーダーをはじめとする家庭用ビデオ・レコーダ製品、液晶TV、液晶モニタ、デジタルTV およびビデオキャプチャへの搭載にも適しているという。

両製品はベースバンドのアナログNTSC、PAL、SECAMビデオ信号を、デジタル・ビデオ信号に変換する。「TVP5146」は コンポジット、 Sビデオ入力、コンポーネントYPbPr、 RGB入力に対応。「TVP5150」は2系統のコンポジットまたはSビデオ 入力に対応する。両製品ともに現在量産段階にあり、10,000個受注時の単価はそれぞれ「TVP5150」が5.23ドル、「TVP5146」が10.87ドルとなる。

【問い合わせ先】
プロダクトインフォメーションセンター
FAX/0120-81-0036

(Phile-web編集部)

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