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日立と松下電器が共同でIPv6家庭内ネットワーク機器の相互接続仕様を策定・開発

公開日 2003/10/21 17:51
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●(株)日立製作所と松下電器産業(株)は、高度なセキュリティ性を有する次世代インターネットプロトコルとなる「IPv6」について、異なるメーカーの情報家電や宅内機器などの家庭内ネットワーク機器間で利用するための相互接続の仕様を共同で策定し、新たなIPv6アーキテクチャを開発したことを伝えた。

IPv6をホームネットワークに適用することによって、様々な機器を簡単にネットワークに接続することが可能となる。また、IPv6で標準仕様となっている認証・暗号機能により、ホームネットワークにおける高いセキュリティをを実現できる。一方でIPv6をホームネットワークに適用するためには、メーカー間の相互接続性の確立と、さらに、家庭内ネットワーク機器の用途に応じた性能を低コストで、かつ、CPU性能やメモリ容量などのリソース制限を意識した機器へ、IPv6処理を実装するための技術革新が課題とされている。

両社における、より効率的な相互接続仕様が策定されたことにより、これまでの機器よりも処理を大幅に高速化でき、機器の低価格化が可能になるという。今後、両社は本開発成果を家庭内ネットワーク機器に適用し、相互接続仕様の提案も含めてIPv6普及を押し進めていく考えだ。

【問い合わせ先】
株式会社 日立製作所 
ユビキタスプラットフォームグループ
日立 ホーム&ライフソリューション株式会社
TEL/03-3502-2111

(Phile-web編集部)

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