＜IFA2003ベルリンショー・レポート50＞−テレビ＆エンターテインメント部門〜LIESEGANG〜150年の歴史を誇るドイツのプロジェクターメーカーがホームシアター市場に参入

■写真左：液晶プロジェクター「Solid S」
■写真右：DLPプロジェクター「Chelsea」

●LIESEGANG社は150年の歴史を誇るドイツのプロジェクターメーカーだ。ビジネス用途のプロジェクター市場より活躍の場を広げ、いよいよホームシアタープロジェクターの市場に参入を果たした。

同社はホーム専用モデルとして液晶プロジェクター、DLPプロジェクターそれぞれの新製品を発売した。液晶プロジェクター「Solid S」は800×600画素のSVGAパネルを搭載、1200ルーメンの明るさを実現している。エコモード時には27dBの静音設計も自慢だという。価格は1200ユーロ。同社では本機を皮切りにホーム用液晶プロジェクターを今後も継続的に開発する予定だ。

DLPプロジェクター「Chelsea」は1024×768画素XGAパネルを搭載。明るさは2000ルーメン、1000対1のコントラストを実現。DVI-I端子も1基搭載する。価格は3990ユーロ。同社では本機のほかにもポータブルタイプのビジネス用DLPプロジェクター「Piccadilly Pro」を発売する。2つの両輪でドイツのDLPプロジェクター市場をリードしていく考えだという。

（Phile-web編集部・山本）
[IFA2003REPORT]