エプソン、低価格プロジェクター「EMP-S1」発表会詳報〜(1)内田事業部長・談
セイコーエプソン株式会社 映像機器事業部長 内田健治氏 |
記者会見は、セイコーエプソン株式会社 映像機器事業部長 内田健治氏の挨拶からはじまった。
■EMP−S1は、「基本性能」と使いやすさを追求したスタイリッシュなビジネスプロジェクター
「EMP-S1の開発は、データプロジェクターの世界170万台、うち国内14万台強という大きくはない市場で、プリンターやデジカメのように普及させたいという思いで始めました。前事業部長の木村が提案した1,000ドルプロジェクターの登場になります。学校では各教室に1台、一般企業では1課に1台、小さな会議でも使っていただきたい。また、地域でのイベントや地域での集会にも1台、結婚式や仲間との集いに1台、とっておきの写真を大画面で投射してほしい。プロジェクターを身近な商品として使ってほしいという想いで、全世界同時発表します。」
「なんと言っても特徴は、圧倒的な低価格を実現したことです! 過去の製品の性能と価格をみても、5年前はSVGA650lmで、\848,000(ELP5500)、直近では1,200lmで\248,000(ELP-52)です。それに対して新商品のEMP-S1は1200lmで\148,000。この背景には40%以上のコストダウンを図ったことがあります。」
「EMP-S1のコンセプトは安いだけではありません。お客様に納得のいく、機能・商品であることを当然の目標に置いています。より多くの機会にたくさん使っていただくためには、決して“安かろう、悪かろう”ではいけないのです。お客様が商品を購入検討する際に悩まず、選べるプロフィールを持っています。それはすなわち、以下の使いやすさの追求です。」
1)十分な明るさの1,200ANSIルーメン
2)音が気にならない33dBの静粛性
3)小さな部屋でも大画面投射が可能
4)入力も多彩。
「さらにはスタイリッシュなデザインを実現しています。従来のエプソンプロジェクターは悪く言うと弁当箱的でしたが…(編集部補:アールを多様した丸いイメージを採用している)。プロジェクターが日常の生活の中でもっともっと使っていただけるようとに考えています。」
(取材:Phile-web & AV REVIEW編集部)