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LG電子ジャパン、商談会に多数の新製品を出展〜ワイヤレスSP採用HTシステムも年内登場

2003/03/12
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<左>6月発売予定のDVD+VHSコンボデッキ「DVCR-A300」 <右>Bluetoothで音声信号を受信するホームシアターシステムも登場。写真はリアスピーカー
●LG電子ジャパン(株)は、都内で流通関係者向けの商談会を開催した。

会場内には、冷蔵庫や洗濯機といった白物家電のほか、液晶ディスプレイやCDドライブなどPC向け製品、DVDレコーダーや液晶テレビ、プラズマテレビなどのAV機器などが所狭しと展示されていた。

AV関連製品では、まだニュースリリースが出されていない新製品や、興味深い機能を搭載した参考製品などが多く展示されていた。以下にまとめてご紹介しよう。

“FLATRON”ブランドでおなじみの液晶テレビでは、13V型の液晶テレビ「CR-L13SA」がもうすぐ市場に登場する。輝度450cd/m2、コントラスト比400対1を実現したモデルで、D1端子も備える。価格はオープンだが、5万円前後での販売が予想される。また、15V/20V型の4対3液晶テレビも近日中に発売される予定で、輝度・コントラスト比は13V型と同様。価格は決まっていない。さらに、17Vワイドタイプも新規投入される予定で、スロットインDVDプレーヤー内蔵モデルと非内蔵モデルがラインナップされる予定。こちらも近日発売予定で、価格は未定となっている。大型モデルでは、30V型の液晶テレビ「CR-L3000」もまもなく発売される。W-XGAで、輝度やコントラスト比はほかのモデルと同一。価格については「シャープ、サムスンよりは安くする」(同社)とのこと。

同社が力を入れているDVD+VHSコンボデッキでは、新製品「DVCR-A300」が6月に投入される。D1端子も備え、価格は2万円〜2.5万円程度を見込む。また、DVD・VHSに加え、5.1chアンプやデコーダーも一つの筐体に凝縮し、さらに5.1chスピーカーシステムをセットにしたモデルも8月に発売予定。トータル出力は140Wで、価格は未定。

ホームシアターシステムでは、3機種の新製品を8月から年末にかけて発売予定。下位機種はトータル出力180Wで年末に発売。中級機種は現行機「DVP-HT500」の後継機的位置づけで、トータル出力225W、ドルビープロロジックII内蔵。上級機はトータル出力350Wで、プロロジックIIを内蔵する。

DVDプレーヤーは2機種を4月に発売予定。下位機種「DVP-S110」、上位機種「DVP-S120」とも高さを43mmに抑え、外観もスタイリッシュに進化した。両機種とも価格はオープンだが、S110は13,000円前後、S120は15,000円前後での販売が予想される。S120はプログレッシブに対応し、D2端子を備える。それ以外の基本的な性能は同一。

DVD-RW/Rレコーダー、HDD内蔵DVD-RW/Rレコーダー等も参考出品されていたが、こちらはまだ仕様が固まっておらず、「年内に出せればと考えている」(同社)とのことだ。

本商談会で一番の注目モデルは、ワイヤレス・リアスピーカーを採用した5.1chホームシアターシステムだ。型番や価格等は未定だが、2003年末に発売予定となっている。昨年ソニーが発表していたモデルは、リアスピーカーへの信号伝送にデジタル赤外線方式を採用していたが、本機はBluetoothを使用している。左右のリアスピーカーはそれぞれ独立で電源供給が必要で、通常の家庭用コンセントを使用する。DVDプレーヤー+AVレシーバー部はdts/ドルビーデジタル/ドルビープロロジックIIに対応し、トータル出力は330Wを予定する。

(Phile-web編集部)

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