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ソニー、高速に高画質印刷が行えるプリンター用新技術「LD Shot」を開発

公開日 2003/03/07 17:22
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<左>LD Shotのロゴ <右>ラインヘッド素子の正面から見た図
●ソニー(株)は、ラインヘッド方式にインクジェットプリンター向け飛翔制御技術LD Shot (Lateral Deflection Shot) 技術を組み合わせることで、写真に迫る高画質A4印刷を最速6秒で実現した。既に商品化されている昇華型プリンターに加え、「ラインヘッド方式 インクジェットプリンター」の実用開発を進めることで、拡大するプリンター市場への対応を目指していく。

LD Shot技術とは高速・高画質を両立させるための技術で、インク液滴の吐出偏向を実用化する様々な制御技術を包括したソニー独自の技術の総称。このLD Shot技術を用いてインク液滴制御を行うことで、1つのノズルから任意(複数)の位置へインク液滴を安定して吐出することができる為、インク液滴の不揃いによる<筋ムラ>やノズル詰りなどにより線状に印刷されない部分が発生する<ライン抜け>を補正することで高画質化が図れる。さらにノズルピッチのn倍の高解像度化も可能となる。

今回開発した試作機は、A4サイズ対応で、YMCK4色(黄、マゼンタ、シアン、黒)のインクを 用いた各色600dpiのノズルピッチ、全色で20480個のノズルから成るヘッドが搭載され、現在市販されている一般的な4色インクジェットプリンターの最高画質とほぼ同画質の画像を約6秒で印刷することが可能という。

(Phile-web編集部)




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