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日本TI、平面パネル・ディスプレイ向けClass-Dオーディオアンプデバイスを開発

2003/02/18
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TPA3000D
●日本テキサス・インスツルメンツは、平面パネル・ディスプレイ向けとしては業界初となる、Class-Dオーディオ・パワー・アンプデバイス「TPA3000D」を発表した。新製品は高効率のClass-D動作により、外付けの放熱器なしで最高20Wまで連続で電力出力が可能である。同社では従来のノートブックPCや携帯電話向けのClass-Dオーディオ・アンプデバイス「TPA2000D」を既に出荷しているが、今回のデバイスはこれよりさらに液晶プロジェクター、携帯型の音響機器、カー・ステレオを始めとするカー・オーディオ・システムなどに応用されるとしている。

本製品では250kHzのパルス幅変調動作ならびにRDS(on)が非常に低い電界効果トランジスタを採用し、85%という高効率が実現できる。この高効率によって、システム内で発生する熱が大幅に減少し、大型の放熱器やスルーホール・パッケージなどが不要になるため、実装面積の縮小、高効率による携帯機器などのバッテリ寿命の延長が可能になるという。

(Phile-web編集部)

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