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三洋、最大出力100W×2chを実現できるClassDアンプ用ドライバーモジュールを開発

公開日 2003/02/05 18:16
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●三洋電機(株)セミコンダクターカンパニーは、小型パッケージでノイズを最大限に抑えたClassDアンプ用ドライバーモジュール「STK210-030」を開発した。2003年3月にサンプル出荷を開始。サンプル価格は2,000円となる。

ClassDアンプは、従来のClassABアンプと異なり、PWM (パルス幅変調)信号でパワー素子をスイッチングし、電力増幅されたPWM 信号からローパスフィルタにより音楽信号のみを取り出す方式で、パワー段での電力損失が非常に少なく、放熱器の小型化、セットの小型化が図れることが最大の特徴。

今回開発した「STK210-030」は、パワー素子の同時ONによる貫通電流を防ぐデッドタイム生成ブロック、パワー素子を駆動するプリドライバー、パワーMOS-FET 、ハイサイドMOS-FETを駆動するためのブートストラップ回路を1 パッケージ化。そのため、モジュレーターやローパスフィルタと組み合わせるだけで、業界では最高レベルの最大出力100W×2チャンネル出力のClassD アンプを実現できる。

同社では、このモデルのシリーズ機種として50W×2ch、150W×2ch 、200W×2chと50W×3ch、100W×3ch品も開発中とのことだ。(Phile-web編集部)

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