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TI社、DMD素子生産の一部をアムコー・テクノロジー社に委託

公開日 2003/01/10 18:14
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●米テキサス・インスツルメンツ社は、DLPテクノロジーの生産拡大に向け、大手半導体組み立てメーカーのアムコー・テクノロジー社へ生産の一部を委託すると発表した。

この提携は、昨今ますます伸張しつつある、DLPプロジェクターの需要拡大に対応するための措置。今回の契約により、アムコー・テクノロジー社が台湾の工場を通じて、DLPテクノロジーの心臓部に該当するDMD素子の組み立ておよびテスト能力を提供することとなった。DMDウエハーは引き続きTIの自社工場で製造される。また今回の業務提携により、アムコー・テクノロジー社が組み立ておよびテストを行った最初のDMDはすでに出荷が始まっている。

今回の業務提携について、TI社の副社長兼DLP事業部ゼネラル・マネージャであるジョン・ヴァン・スコーター氏は「DMDの安定した供給と生産におけるコスト削減につながるものである」とし、大きな期待を寄せているとした。また、アムコー・テクノロジー社の社長兼チーフ・オペレーティング・オフィサーのJohn Boruch氏も、「業界をリードする当社の製造能力によって、TIの意欲的な計画をサポートし、相互に利益をもたらす長期的な関係を築いていけるであろう」とコメントしている。

(Phile-web編集部)

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