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サンディスクとソニー、最大32GBを実現したメモリースティック新規格を発表

公開日 2003/01/10 14:05
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「メモリースティックPRO」1GBモデル
●サンディスク(株)とソニー(株)は、高容量、高速転送、高度なセキュリティなどを可能にし、ブロードバンド時代の新しいアプリケーションに対応する新しいメモリースティック規格「メモリースティックPRO」を共同開発した。

「メモリースティックPRO」は、高画質動画のリアルタイム記録・再生や拡大するコンテンツ配信への対応、記録データのセキュリティ対応などのブロードバンド時代の要請に応える新しいメモリースティック規格だ。

両社は、2001年9月に、今後のメモリースティックに必要となるであろう様々な技術やアプリケーションなどを考慮しながら共同開発を開始し、技術的な進化「Progressive」、高度なアプリケーションへの対応「Professional」、データ保護やセキュリティへの対応「Protection」をキーワードとする新世代に相応しいメモリースティックとして「メモリースティックPRO」を開発した。

本製品は、それぞれの機能に対応した機器との組み合わせにより、高画質静止画や高音質オーディオなどに加え、DVD品質の高画質動画などの記録再生を可能にし、ユーザーに新たなアプリケーションの提供を実現する。

データの高容量化に対応可能な規格として、最大32GBの記録容量を規定するとともに、最高転送速度(理論値)も160Mbpsに高速化されている。さらに、高画質動画のリアルタイム記録を想定し、規格として最低書き込み速度を15Mbpsに定め、DVD品質の高画質動画をデータの欠落などを起こさず高品位に記録することが可能になる。また、動画記録中のメディアの取り出しや突然の電源切れなどが発生した場合、それまでに記録されたデータの消失を防ぐといった新機能を実現することも可能になり、記録メディアとして、より高い信頼性の確保もなされている。

なお本製品は、今年の春ごろより順次発売していくとのことだ。
(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
【SPEC】
●接続端子:10ピン(現行メモリースティックと同じ)
●記録容量:最大32GB(規格上の最高容量)
●最高転送速度:160Mbps(20MB/sec)(理論値)
●最低書き込み速度:15Mbps(最適化された機器と組み合わせた場合)
●動作電圧:2.7〜3.6V
●外形寸法:21.5×50×2.8mm(現行メモリースティックと同じ)