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≪CEATEC≫-テレビが変わる-パイオニア下田氏が語るPDPの動向と課題

2002/10/02
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パイオニア株式会社下田氏(右)による、プラズマディスプレイの将来を示唆する講演が行われた
●パイオニア(株)ホームエンターテインメントカンパニーディスプレイ事業統括部事業戦略担当部長・下田耕嗣氏による、プラズマディスプレイの動向と課題を巡る興味深い講演が、本日CEATEC会場の国際会議場にて開催された。

1997年に販売が開始され、今日好調の売り上げを誇る同社のプラズマディスプレイシリーズの歴史を振り返りながら行われた本講演では、国内・海外におけるプラズマディスプレイ市場の動向と成果、現在抱える課題などいくつもの興味深い報告が為された。冬季オリンピックやサッカーワールドカップなど、プラズマディスプレイの売上げにとって重要なイベントがいくつも重なった本年を飛躍の年と位置付けながらも、今後の市場動向へ冷静な視線を投げかけ、様々な分析が下田氏により示された。

下田氏は今後、民生用・業務用双方において、プラズマディスプレイが次なる大きな軌跡を残すであろう「2005年」をターニングポイントに据え、そこから導き出される現状への課題をいくつか示された。今後液晶、CRTとともに、テレビ業界は大競争の時代に突入すると見る下田氏は、低価格化とコストダウンのバランス、さらなる性能向上への視線、「現在使用するテレビの置き換え」を超えた夢のある商品開発など、プラズマディスプレイという商材が今後更に進化していくために重要なキーワードを提示し、講演を閉められた。講演終了後、満席の会場から多くの拍手が下田氏に寄せられた。

明日以降も会場では数々の重要な講演が行われる予定だ。ぜひ足を運んでみていただきたい。

(Phile-web編集部)

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