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≪CEATEC≫−パイオニア− i.Link接続のアンプ・DVD、ROM再生可能なBlu-ray試作機

2002/10/01
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<左>Blu-rayレコーダー <右>Blu-rayのROMディスク。容量は25GB
●パイオニアブースは有機ELを前面に押し出している。「ウェアラブルディスプレイ」をキーワードに、会場説明員のコスチュームに有機ELディスプレイが埋め込まれているのが目を引く。また、ベストやジャケット、靴など、様々な衣装に有機ELを埋め込んだコンセプトモデルが多数展示されていた。

昨日発表されたばかりの、i.Link接続が可能なAVアンプ「VSA-AX10i」とDVD/SACDプレーヤー「DV-S858Ai」も展示されていた。i.LinkでDVDオーディオとSACDのマルチチャンネル音声信号を伝送できるので、接続の手間が減り、高音質も期待できる。

Blu-ray関連では、25GBのROMディスクを展示していたのが注目を浴びていた。Blu-ray ROMの仕様はまだ規格化されておらず、先日学会で発表されたばかりのものだという。カートリッジは無いが、TDKが開発したハードコート技術を採用したことにより、タワシでこすっても傷がつかないほどの強度を誇る。このため0.1mmの保護層でも読み取りに問題はないが、指紋によってエラーが起きることがあり、このあたりが今後の課題という。同時に展示されていたレコーダーは、新たにROMの再生機能を追加したもの。説明員に「完成度は?」と尋ねると、苦笑混じりに「まだまだこれからです」と語ってくれた。

(Phile-web編集部)

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