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松下、業界最高水準の画質を実現した3次元Y/C分離用LSIを開発

公開日 2002/08/29 18:15
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3次元Y/C分離用LSI
●松下電器産業(株)は、アナログテレビ受信機向けに、NTSC/PAL両放送方式に対応したY/C分離回路と色復調回路とを搭載した、業界最高水準の高画質化を実現する3次元Y/C分離用LSIの開発を発表した。

本開発製品により、NTSC放送方式で入力されたコンポジットビデオ信号は高精度に3次元Y/C分離され、クロスカラーやドット妨害が同社従来比よりはるかに少ない映像出力を得ることができるとしている。また、映像録画再生機器からのY/Cセパレート入力、YUVコンポーネント入力時の輝度信号に対しては、高性能なノイズ除去が可能となり、総合的にアナログテレビの高画質化が可能になる。

同社従来品では3次元信号処理を8ビットで行ってきたが、近年のテレビの大画面化にともない、更なる画質性能の向上が求められてきた。本開発品では処理ビット数を10ビットに上げるとともに、映像用のメモリ容量を従来の4Mビットから8Mビットに増加することにより、映像信号処理全般をより高品位化し、かつ3次元処理の高精度化を図り、総合的に高画質化を実現した。

(Phile-web編集部)

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