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リコーが「MP5125A」のDVD+VRフォーマット対応に向けたアップグレードサービスを開始

公開日 2002/07/11 19:07
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●(株)リコーは同社のDVD+RW/+Rドライブ「MP5125A」に同梱しているDVD-Video作成ソフトである、メディオストリーム社の「neoDVDTM standard v2.6」をDVD+RWビデオレコーディングフォーマット「DVD+VRフォーマット」に対応した「neoDVDTM standard v4.0」にアップグレードするサービスを8月上旬から国内に向けて開始すると発表した。

今回のサービスは、「MP5125A」を購入しユーザー登録をしたユーザーを対象に行われる。ソフト発売元の長瀬産業(株)のサイトから、無償でアップグレードのためのダウンロードが可能になる。ダウンロード方法の詳細などは、対象ユーザーにメールで、8月上旬頃に案内が届く。CD-ROMの送付を希望した場合は、実費相当でのサービスも用意される。

「MP5120A」、「MP5122E」のユーザーに対しては、同梱のDVD-Video作成ソフト「MyDVDTM3」のDVD+VRフォーマットへの対応日程が未定のため、「MP5125A」のユーザーと同様にneoDVDTMのCD-ROMを実費相当で提供するとのことだ。

DVD+VRフォーマットは、DVD+RW/+Rで規格化されているビデオフォーマット。DVD-RAMやDVD-RWのレコーダーで採用されているDVDビデオレコーディング規格である「VRモード」とは異なり、ディスク上で追記や編集、部分削除などを行っても通常のDVDプレーヤーとの再生互換性を維持できる点が最大の特徴である。

今回のアップグレードサービスにより、DVD-Videoプレーヤーとの再生互換を維持しながら自由にDVD+RWディスクへの追記・編集が可能となり、またテレビやデジタルビデオカメラ、8ミリビデオカメラなどからキャプチャリングしながら、DVD+RW/+Rディスクにダイレクトにリアルタイムレコーディングも可能になる。

また将来的にDVD+VRフォーマット対応のレコーダーが登場した際にも、書き込み・読み出しともに相互互換を実現できるということだ。本機がDVD+VRフォーマットに対応することにより、DVD+RW/+R規格対応商品のより一層の普及が進みそうだ。
(Phile-web編集部)

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