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松下電器、1チップのデジタルハイビジョン用システムLSIを開発

2002/07/09
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MPEG4の再生にも対応
●松下電器産業(株)は、受信した電波から取り出したデジタル信号を1チップで全て処理できる、デジタルハイビジョン放送受信機対応のシステムLSIを開発した。サンプル出荷開始は本年8月、サンプル価格は20,000円。新潟県新井市に新設した最先端半導体工場で生産される。

本LSIを用いることにより、高機能なBS/CSデジタル放送受信機および地上デジタル放送受信機が、少ない部品点数で容易に実現でき、ボード面積を当社従来比約1/2に削減できるという。この結果、機器の小型化と低コスト化が期待できそうだ。また、同社独自のメディア・コア・プロセッサの性能と柔軟性を活かし、世界各国のデジタルテレビ放送仕様やMPEG4の再生などにも対応できる。

本LSIは、6層銅配線を使用した新規開発の0.13μmCMOSプロセス技術、および大規模回路(3,500万トランジスタ)を1チップ化するLSI設計技術、最大動作周波数400MHzの高性能AM34マイコン、複数チャネル対応トランスポートデコーダー、オンチップシステム化技術などにより実現された。(Phile-web編集部)

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