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三洋、世界初の公衆無線LANサービスに対応したユビキタス・ネットワーク対応デジタルカメラ技術を開発

公開日 2002/07/05 17:55
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●三洋電機(株)により、インターネット接続できる無線ネットワークデジタルカメラ技術が開発された。これは現在、都心部を中心に一部で開始されている、無線LAN技術を用いた公衆無線LANサービスを使って、随時、デジタルカメラで撮影した静止画・動画・音声データを交換できるというものである。

今回の無線ネットワークデジタルカメラは、高速無線LAN(IEEE802.11b;最大11Mbps)技術、TCP/IPプロトコルスタック技術、モバイルIP技術、および機器認証・暗号化技術を、ハードウェアリソースに制約のあるデジタルカメラに組み込んで最適化し、実現された。本技術開発により、屋内、屋外を問わず、デジタルカメラで撮影した静止画・動画・音声データを、瞬時にインターネット上のサーバへ転送する事ができる。このことによって例えば、膨大な量の画像をインターネット上に保存、再生することが可能になり、また撮影した画像をその場で手軽にプリントサービスへ発注したり、家族・知人・不特定多数の人への配信(個人放送局)、ができるとしている。

プライバシー及びセキュリティ面においても、モバイルインターネットサービス(株)と連携し、MBA(モバイルブロードバンド協会)標準仕様に対応した機器認証、暗号化技術を導入することにより、安全な環境で無線によるインターネット接続ができるということだ。
(Phile-web編集部)

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