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「スカパー!」社長定例会見、質疑応答・全問掲載!

2002/05/23
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(株)スカイパーフェクト・コミュニケーションズ代表取締役社長兼CEO・細田泰氏
●本日開催された(株)スカイパーフェクト・コミュニケーションズ代表取締役社長兼CEO・細田泰氏による定例会見にて行われた質疑応答の全問を掲載する。

Q.「スカパー!2」の加入者数の見込みは?
A.BSデジタルとコンテンツの共有部分もあるので、その普及の程度にもよるが、10〜15万件と予想している。

Q.W杯放送に関連したコスト負担が約170億円となっているが、それによる収益改善効果はあるのか?
A.その負担に準ずるだけの効果は得られた。5月の時点で加入者数が300万件に迫ってきており、解約率が二桁の海外のCS放送に比べ、「スカパー!」では現時点では約8%程度という低い割合に押さえていることから見ても、今後の収益は見込めるのではないか。

Q.W杯効果による最近の加入者数は?
A.先週末が約7,000件、今週は一日あたり約400件、そして今週の土日は1万件近くの加入が見込まれている。5月だけ見ても約10万件の加入が予想される。

Q.W杯の放送によって増員したスタッフは、大会終了後、働き口はあるのか?
A.もともと放送していたセリエAなどの海外のサッカー番組のスタッフに、多少増員したという程度なので問題はない。

Q.「スカパー!2」はスタートの時点で目標の58chのうち何ch出そろうのか?
A.初期発表のチャンネルは、ほぼそろうだろう。また、放送自体は現時点で既には始まっており、7月から正式に課金が始まるという形だ。

Q.「スカパー!Plus」での競馬の馬券を購入できるシステムだが、その決済の方法は?また、セキュリティの問題はないのか?
A.馬券の購入は日本中央競馬会のシステムと同じものを利用するので、決済方法も同じ。セキュリティに関しても問題はない。

Q.「スカパー!Plus」の双方向システムを「スカパー!2」に展開していく予定は無いのか?
A.今のところ予定はない。従来のスカパー!は加入者が多く、また規格に縛られない放送が可能なので、それを生かした新サービスという位置付けで双方向システムを導入した。

Q.「スカパー!Plus」は専用のアダプタやチューナーを取り付ければ無料で放送を見られるのか?
A.当面は無料で放送する。今後有料サービスを行うかどうかは未定。

Q.「スカパー!Plus」専用のアダプタやチューナーの価格と発売日は?
A.アダプタは6月中旬に27,000円程度の1号機が発売される。またチューナーに関してはメーカーが価格を設定するためわからないが、110度対応チューナーの半分以下を期待している。

Q.双方向システムをテレビで行うことのメリットは?
A.インターネットは無数にあるコンテンツを自分で検索し、楽しむという形だが、「スカパー!Plus」の場合はもともと自分で選んだ番組の付加価値として情報を得られるため、シームレスにストレスを感じずに楽しむことができる。

Q.「スカパー!2」での他社と協力した110度CSの普及活動は?
A.e.p.、プラット・ワンとの協議会は既に行われている。e.p.は8月に放送がスタートするので、タイミングをあわせてキャンペーンを行っていきたい。また、BSデジタルの8社とも協力してキャンペーンを行っていく予定だ。

Q.加入者1人当たりの収入は?
A.現時点では月に約4,200円あたりと考えている。最近は減少傾向にあるが、横這い以上を目指したい。

Q.「スカパー!」と「スカパー!2」では「スカパー!」をコア事業としているその背景は?
A.「スカパー!」の加入件数は300万件近く、直接管理ができるのに対して、「スカパー!2」はハードの価格がメーカーや販売店次第という事もありコンシューマーと関与しづらいと言える。また、「スカパー!2」はまだ先行きが不透明なので重心を置くことはできない。しかし今後プラズマディスプレイや液晶ディスプレイが主流となりチューナーを内蔵したものが現れれば、状況は変わる可能性もある。

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